「TVパニック」「wanpaku」「COMG!」「ギャングスター」などゲーム専門店418店舗(FC155店、準FC263店)を運営するNESTAGEは経営不振に陥っていること、第1四半期報告書で会計監査人から意見不表明を受けたこと、、2日付で上場廃止となったことなどから資金繰りの目処が付かなくなったとして、民事再生手続開始の申立を本日付で大阪地方裁判所に申立てました。
同日、同業のゲオとの間でスポンサー候補として資金提供、資本参加等の支援を行う旨の基本合意書を締結しています。ゲオは今後デューデリジェンスを行った上で、契約の可否を判断することになりますが、同じ商材を扱っていることから「当初グループとの相互活用により再生の可能性は高いと判断している」とコメントしています。
NESTAGEはクインランドが買収した明響社とアクトが母体となって2006年に設立。しかしながら2007年にクインランドが破産。直後にジェイオーグループホールディングスの傘下に入ったものの、同社も経営難に陥ります。その後も複数社に対して増資を行ない、商品の仕入れを同業のセンタイに委託するなどの構造改革を進めましたが、業績の悪化、上場廃止が契機となり民事再生法の申請となりました。
《土本学》
この記事が気に入ったらフォローしよう
インサイドの最新の話題をお届けします
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください