海外セガのシニアバイスプレジデントであるJurgen Post氏は、一定基準以下の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズの作品を再生産しないと発表しました。
氏はブランド整理の意義を「ブランドの価値を増し、将来的によりビッグな『ソニック』がリリースされる際に非常に重要なのです。我々は過去作品のカタログでお金を儲けることができますが、『ソニック』の数をコントロールし続ける必要があります。さもなければ共食いが起こるのです」と語っています。
ゲーム界が歴史を重ねていく上で、ブランドは大きな力です。知名度の高いブランドはより多くの人にアピールできますし、斬新な作品に既存ブランドを付けることだってできます。たとえば『毛糸のカービィ』は当初オリジナルタイトルとして進行していましたが、開発が難航した際に任天堂サイドから『カービィ』シリーズにするという提案があり、より説得力あるゲームになったといいます。これなどは既存ブランドが有効活用された例でしょう。
ブランドは大きな力を持っていますが、これを付ければどんなゲームでも売れる魔法のアイテムではありません。ブランドが力を保つためには、その評判が高いものであり続ける必要があります。今回の海外セガの決断は、ブランドの大切さを認識した上でのことなのです。信用を積み重ねるのは難しく、失うのは一瞬です。ブランドを研鑽すれば自在に使える伝家の宝刀となりますし、手入れを怠ればなまくら刀となってしまいます。
自社のブランドをいかに厳しく磨き続けられるかが生き残りの鍵となるのではないでしょうか。
《水口真》
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