人生にゲームをプラスするメディア

PS4の話はまだできない・・・SCEアンドリュー・ハウス社長兼CEO会見

ソニー・コンピュータエンタテインメントのアンドリュー・ハウス社長兼CEOは一部で報道された、後継機・プレイステーション4については話せる事は無いとした上で、プレイステーション3はPS2並の寿命となることに期待を示しました。

ソニー PSV
ソニー・コンピュータエンタテインメントのアンドリュー・ハウス社長兼CEOは一部で報道された、後継機・プレイステーション4については話せる事は無いとした上で、プレイステーション3はPS2並の寿命となることに期待を示しました。

―――PS4に関する報道も一部であったが、話せる範囲で教えてもらえないでしょうか

当然ながら、はっきりと言えることはありません(笑)。現行機のプレイステーション3は発売からもうすぐ6年目に入ります。つい最近でも『Call of Duty: Modern Warfare 3』が15日間で1ビリオン(10億ドル)を稼いだという話があったように、収穫期であり、一番素晴らしいゲームが登場する段階であり、かつパブリッシャーさんにとって利益を稼げるプラットフォームとなっています。そういう時ですので、まだ次の商品の話をする段階ではないと思います。

―――PS3はあとどのくらいの寿命があるのでしょうか?

我々が念頭に置いているライフサイクルは話せませんが、PS2では約10年は第一線で活躍しました。PS3はそれを超える事を期待したいと思っています。

―――スマートフォンやソーシャルネットワークなど脱ゲーム専用機の動きもありますが、ソニーは今後どのような戦略を取るのでしょうか?

SCEとしてはPSVitaとPlayStation Suiteは一つの大きな戦略となっています。ユーザー毎にゲーム機に対する入り方は異なってきます。コアゲーマーにとってPSVitaは一番の選択です。一方で、カジュアルにゲームを遊ぶ方――昨今こういう方が増えていますが、そういう方には、カジュアルの中でも一段高いゲーム体験を既にお持ちのデバイスで実現しようというのがPlayStation Suiteです。そこで面白さを理解していただいて、場合によってはゲーム専用機に移行してもらうような事も頭の中にはあります。

―――カジュアルとコアの両方に向けたプラットフォームを持って、場合によっては新しいゲーマーを育てるような

その通りです。自社OSとデバイスという魅力は落ちてしまいますが、幅広い人にプレイステーションを体験してもらいたいと思っています。また、PlayStation Certifedというプログラムを設けて、プレイステーションの体験を届けるのに十分なハードに限ってPlayStation Suiteは提供していきます。とは言え、マルチデバイス、クロスデバイスで実現できるゲーム体験には限りもあります。本当に最先端のインターフェイスやゲームの技術を盛り込んだデバイスは今後も自社で提供していきます。

―――どちらに比重を置くのではなく・・・

これは両輪の戦略です。大事にしているのはプレイステーションブランドです。しかしブランドの役割や意味合いはこれまでとは少し変化します。これまでのプレイステーションブランドはハードと結びついた価値でした。しかし今後はプレイステーションブランドとは体験や遊び方といったものになっていきます。
《土本学》
【注目の記事】[PR]
コメント欄を非表示
※一度コメントを投稿した後は約120秒間投稿することができません
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください
    This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

    編集部おすすめの記事

    ソニー アクセスランキング

    1. 『ELDEN RING』「魔術師セレン」の素顔はホントに可憐だったのか?そのヒントが、学院の「討論室」にあった

      『ELDEN RING』「魔術師セレン」の素顔はホントに可憐だったのか?そのヒントが、学院の「討論室」にあった

    2. 『モンハン:ワールド』俺たちの相棒「受付嬢」のかわいい姿を見よう! “全DLC衣装”でじっくり楽しむ受付嬢フォトコレクション【ワールド編】

      『モンハン:ワールド』俺たちの相棒「受付嬢」のかわいい姿を見よう! “全DLC衣装”でじっくり楽しむ受付嬢フォトコレクション【ワールド編】

    3. 「全FF大投票」で異例の躍進を遂げたエメトセルクって誰?『FF14』の“新参者”が歴代キャラを超えて「キャラクター部門」6位になった背景を探る

      「全FF大投票」で異例の躍進を遂げたエメトセルクって誰?『FF14』の“新参者”が歴代キャラを超えて「キャラクター部門」6位になった背景を探る

    4. 『モンハンワールド:アイスボーン』あの「ベヒーモス」も今なら余裕で狩れる? マスター装備で挑むソロベヒーモス戦をレポート!【特集】

    5. 『原神』稲妻には“自力で”行けるのか?ガイアやボートを駆使し、大海原を進んでみた

    6. 『原神』稲妻の各探索ギミックを解説!雷の種から結界まで、新天地の冒険を“13項目”でサポート

    7. テトリスがちょっぴり苦手な『ぷよテト2』プレイヤー向け、テトリス基礎知識!覚えるだけで序盤の動きがグッとレベルアップするぞ

    8. 尖りすぎた名作はなぜ今、リロードされたのか? 『END OF ETERNITY 4K/HD EDITION』のキーマンを直撃【インタビュー】

    9. 『FF7R INTERGRADE』常にリレイズをかける限定アイテム「リレイズピアス」が当たる!レッドブルコラボキャンペーン開始

    10. 『DOA Xtreme 3』ついに「ほのか」のイメージ映像が公開!溢る魅力、揺れる胸、高まる興奮…

    アクセスランキングをもっと見る