国民生活センターは2月28日、ホームページに子どものオンラインゲーム利用に関するトラブル事例を掲載した。
「いつの間に?子どもがカード決済でゲームアイテム購入!」と題したこの事例では、パソコンでオンラインゲームをしていた15歳の息子にせがまれ、「今回だけなら」という気持ちで1,000円分だけアイテムを購入し、カード決済を行ったところ、後日7万円の請求書が届いたというもの。驚いた母親が息子に問いただすと、その後もゲームを続けるためにアイテムを買い続けていたのが原因だった。
母親は今回だけというつもりで、クレジットカード番号を息子に教えることなく、直接パソコン向かって手続きを行ったのだが、情報がそのままゲームサイトに登録され、以降はカード番号を入力しなくてもアイテムの購入ができる状態になっていたのだという。
ほかにも、親がネットショッピングの利用ために決済サービスにクレジットカード番号を登録しておいたところ、子どもがパスワードを推測して勝手にゲームのアイテムを購入していたという相談も寄せられているという。
国民生活センターでは、こうしたネット上のクレジットカード決済の仕組みをよく理解し、利用は慎重に行う必要があると注意を呼びかけている。
また、オンラインゲームは、有料アイテムなしでは楽しめない仕組みのものがあり、子どもとの間で利用する際のルールについてよく話し合うようにと促している。
《田崎 恭子》
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