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【そそれぽ】第31回:溢れるハードへの愛!3DSバーチャルコンソールで「ゲームギア」3タイトルをプレイしたよ!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第31回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

任天堂 3DS
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第31回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

ニンテンドー3DSの発売から1年以上経ちました。1年前の今頃は震災の影響でソフトの発売やサービスの開始が遅れ、さまざまな不安が飛び交っていました。もちろん今もその全て拭えているわけではありませんが、1年前よりも娯楽を楽しむ余裕が生まれて、これから年月が経つごとにそういった気持ちのゆとりが増えていけばいいなと心から願っています。

というわけで、今回はニンテンドー3DSバーチャルコンソール「ゲームギア」配信開始記念特集、プレイするのは、セガのゲームギアソフト『The GG 忍』『ソニック&テイルス2』『ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮』の3タイトルです。

ちょうど1年ほど前、「GDC2011」の中で情報が明らかになったニンテンドー3DSバーチャルコンソールにおける「ゲームギア」の展開が、3月14日にいよいよ本格始動され、上記3タイトルが『ニンテンドーeショップ』から配信開始となりました。小学生の頃「ゲームボーイ」派だった筆者は、友達が持っている液晶がカラーな「ゲームギア」が本当にうらやましかったものです。『コラムス』を長時間プレイさせてもらった記憶が今も残っています。あの憧れの「ゲームギア」をいよいよ自分のものにできる!という感覚と、初プレイの3タイトルにワクワクしつつ、早速プレイしていきましょう。


■古き良き2D忍者アクション『The GG 忍』
忍者アクションシリーズ『忍-SHINOBI-』の流れを汲む1991年に発売されたアクションゲーム。音楽を担当しているのが数々のゲームミュージックを手掛けてきた古代祐三氏であることにも注目です。

・世界観がすごすぎる
とりあえず「HIGHWAY」「VALLEY」「WOODLAND」「HARBOR」4つラウンドが選べるようなので、「HIGHWAY」を選択。いきなり車の上からスタートしました。どうしてそうなった(笑)。突然銃で撃たれたり、爆弾が落ちてたり、敵が大爆発したり、すごく簡単な場所に1UPがあったりする、理解を越えた世界観の中、忍者「ジョー・ムサシ」を操作してステージを進みます。

シーンが切り替わると、ものすごいスピードでハンマーで叩いてくる敵が!(笑)ビルを登って行くと鉄骨が落ちてきたり、矢で撃たれたり、なかなか酷い仕打ちを受けながらも上へ上へと進みます。

更にシーンが切り替わると今度は空飛ぶ飛行機の上に!そんなに上まで行っちゃったんですか(笑)。しかも、なんだか超スピードでヘリが襲ってきます。どうやらステージのボスはこのヘリのようです。下から登ってくる自爆マン(仮)をかわしながらヘリに刀で挑みます。五右○門的な。やっとの思いで倒すとヘリからピンク色の忍者が出てきました。どうやら仲間の忍者みたいです。以降のステージではスタートで開くメニュー画面で違う能力のピンク忍者に切り替えることができるようです。

・古代祐三氏の音楽が熱い
音楽は基本、PSG3音+ノイズということで、ファミコンやゲームボーイ的なピコピコサウンド(正確には違うのですが非常にマニアックな話になるので割愛)です。しかし、この限られた音楽表現の中でも古代祐三氏が作り出すサウンドはかなり熱いものになっています。

古くは『イース』シリーズ、最近では『世界樹の迷宮』シリーズや『セブンスドラゴン2020』の音楽なども手掛けている古代氏の、今となっては耳にする機会も少ない「ゲームギア」ソフトの音楽を聴けるだけでも本作をプレイする価値ありです。

・総評:昔の2Dアクションはこうでなくちゃ!
「覚え」必至な理不尽な敵の攻撃や配置などが多々あるものの、完成度の高い古き良きアクションゲームです。アクションゲームの本質とも言える爽快感がしっかりあるので、懐かしい雰囲気の2Dアクションをプレイしたい人はかなりオススメできます。ステージをクリアすると忍者の色を変えて忍術(特殊能力)を切り替えることができるので、アクションも多彩。古代祐三氏のサウンドに心を高ぶらせながら、高めの難易度にぜひ挑んでみてください。


■音速アクションは携帯機でも健在『ソニック&テイルス2』
昨年20周年を迎えた『ソニック』シリーズの流れを汲む1994年に発売されたアクションゲーム。「メガドライブ」とは異なるオリジナル作品シリーズです。「ソニック」と「テイルス」2人のキャラクターから選んで遊べます。

・セーガー
そうです。ロゴが表示されるときに伝説の「セーガー」を聞くことができます。元が「ゲームギア」ということで音質は決して良くありませんが、3DSでついにコレを聞く日が来たかという感じで、妙な感動があります。

ゲームをスタートすると「ソニック」「テイルス」の選択画面。2人は一部アクションが異なるので場面で使い分けたいところですが、ゲーム途中で交代は不可なので好みで選んでしまいましょう。ひとまず「ソニック」でポチッとな。1ゾーン3アクト、3アクト目は実質ボスステージとなっています。

がむしゃらに走りまくってとりあえずゴールに辿り着き、順調にアクト3まで来ていよいよボス戦。しかし戦いの展開2段階目で、空中のボスを倒す光明がなかなか見い出せず。手応えのないまま何度もやられ、コンティニューしたり初めからプレイしたり。何戦目かでやっとダメージを与える手応えを得ました。なるほど、「ホッピング」でも上手く飛べば「回転ジャンプ」になって、それを確実に当てていけば・・・と、なんとか倒すことができました。ヤバイです、『ソニック』奥深いです。

・実は高難易度アクション
ステージを高速で駆け抜けていくイメージが強い『ソニック』シリーズ。しかし実はけっこう難易度の高い緻密なアクションゲームなのです。基本は動いてジャンプするだけのシンプルアクションなのですが、「回転」や「ダッシュ」をうまく考えなければ敵にやられるし、先へ進めないし、トゲに刺さるし、落ちるし、ホッピングで変なところへ飛ばされるし。

高速でかっこ良くステージを駆け抜けるイケてる「ソニック」をあきらめ、うろうろとステージを探索していると、何やらキラキラしたものを発見。どうやらコレが「ワープゲート」のようです。普通にクリアするだけでもなかなか歯応えがある本作ですが、ステージ中に隠された「ワープゲート」の先にある「カオスエメラルド」を見つけようともなると、一筋縄ではいきません。実際筆者は、けっこうなアクト(ステージ)数を遊んだのですが、2個ぐらいしか取れず。やり込みの度合いはかなり深いようです。

・総評:高速アクションは携帯機でも健在
ほかの2Dアクションゲームにはないスピード感と爽快感は「ゲームギア」でも健在です。「ソニック」と「テイルス」でアクションが異なるので、それぞれのキャラクターで違った遊び方、違った難易度を感じるかもしれません。『ソニック』シリーズファンの方でも、これまで遊ぶ機会の少なかったタイトルだと思うので、未プレイの方にはオススメです。シリーズ未経験の人は、想像よりもちょっと高い難易度を想定して挑みましょう。本作は間違いなく2Dの『ソニック』です。


■完成されたシステムで不可思議なダンジョンへ『ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮』
「ゲームギア」本体が発売されたばかりの1990年にリリースされたアクションRPG。当時珍しい、いわゆる「ローグライク」(不思議のダンジョン的)なシステムが採用されたタイトルです。

・ヤッタ レベルアップダ
ゲームをスタートするといきなり森の中。狭い空間、「スライム」が目の前にいて、ドル袋的なものが2つ落ちてます。ボタンを押しても「斬る」アクションは特になく。体当たりすると攻撃になるようです。無事に倒せたものの、こちらもよくわからないままダメージを受けてしまいました。「スライム」はこちらが2歩歩く間に1歩動く模様。つまり移動しながら先手を上手く取って体当たりすると、ノーダメージで攻撃できるわけです。なるほど。

動くと謎の「卵」がついてきます。探索を進めていけば何か変化もありそうです。

「スライム」以外の敵とも出会うし、もちろん敵によって動きのパターンも異なります。しかも「部屋」にあたる場所にいるとこちらを追ってきてくれるのですが、「通路」にあたる場所にいるとどうやらこちらに向かってきてくれない様子。ボタンを押すとその場で1歩分の時間を何もせずに消費することができたりもするので、複数の敵を相手にする際の戦略は、けっこう頭を使わなければなりません。何匹か倒すと「ヤッタ レベルアップダ」の表示。レベルによる成長の概念もしっかりあります。

・オカネダ、スコシ ウレシクナッタ
落ちているものの上でボタンを押すと何かしら拾えます。ドル袋的なものの上でボタンを押したら「オカネダ、スコシ ウレシクナッタ」。どうやら主人公が少し嬉しくなったみたいです(笑)。また、武器などの装備や薬など、さまざまなアイテムが部屋に落ちています。これらを駆使して「迷宮」を進んでいくことになるようです。

一度歩いた場所は白黒からカラーに・・・森の木なら緑色に変化していきます。軽く「花咲か爺さん」的な。更に地形は毎回異なった形になるようで、プレイし直す度に迷宮の形が変わります。「魔法陣」に入ると次のフロアへ。森の次は砂漠のような場所に出ました。

Yボタン(or STARTボタン、ゲームギア的にはSTARTボタン)を押すことで行動速度を早くすることもでき、メニューにおける装備やアイテムもグラフィカルで非常にわかりやすいです。ただしマップ表示はないので、3DS内蔵の『ゲームメモ』を使ったりしながら上手く攻略しましょう。さてさて、この迷宮はどこまで続くのか・・・で、この後ろについてくる「卵」は一体?

・総評:20年以上前の携帯ゲーム機ソフトとは思えない
文字の表記こそ「カタカナ」オンリーで、運の要素もあるものの、今から20年以上前、日本のコンシューマー向けゲームとして「ローグライク」というジャンルが一般化した『不思議のダンジョン』シリーズ誕生よりも3年ほど前に携帯ゲーム機でこれを発売していたとは思えない高いシステムの完成度です。グラフィカルな「ローグライク」ゲームが好きな方にはかなりオススメです。

ただし、「ゲームギア」バーチャルコンソールメニューにある「まるごと保存」「まるごと復元」機能を使うとジャンルならではの緊張感がなくなるのでご注意を。逆に、このテのジャンルが苦手な方もこれらの機能を使ってじっくり遊ぶこともできそうです。


■全部の総評:溢れるゲームギア愛!
3タイトルの魅力をまとめる前に、まず下画面タッチで表示される「VCメニュー」について。ゲームをまるごと途中保存できたり、ボタン設定できたりする便利機能はもちろん素晴らしいです。しかし「画面設定>画面モード」を「ドットバイドット」にすることでゲーム画面の周囲に3D表示されるリアルな「ゲームギア」本体、「本体カラー」でその「ゲームギア」のカラーをブラック/ブルー/イエロー/レッドと当時のカラーリングの内4色への切り替え。更に「残像」のオン/オフ、「パフォーマンス」のノーマル/スペシャル切り替えで、限りなく当時の「ゲームギア」っぽさを再現できます。

はっきり言って、これらはゲームをプレイする観点から論ずればマイナスで、本当に全くもって意味のない機能です。しかしながら「ゲームギア」に対する深い「愛」を感じることができました。この「ゲームギア」の「VCメニュー」など全般を手掛けているエムツー社に心からのGJを伝えたいと思います。

さて、今回取り上げた3タイトルですが、どれも個性溢れる良い意味でセガらしいタイトルばかりです。リリースされた時代が90年代初頭ということもあり、「レトロゲー」とカテゴライズされるゲームなのですが、そう呼ばれるゲーム群の中ではシステム的にかなり遊びやすいタイトルが並んでいます。

想像以上に「ゲームギア」の「カラー画面」が美しく、携帯ゲーム機ならでは手軽さと、据え置き機の美しさの中間を行く、むしろ今の時代に合ったゲーム性を感じることが出来ました。

これらが全て300円で遊べるということで、3DSで手軽に面白いゲームをプレイしたい方に今回紹介した3タイトルはかなりオススメです。やや高めの難易度や要所要所で多少のレトロさを感じるものの、新作ダウンロードソフトに引けを取らないボリュームとクオリティでプレイできます。どれも基本的にシンプルなので、当時プレイした方も、筆者のように未プレイの方も、気軽に「ゲームギア」をプレイしてみてください。3DSで良き「ゲームギア」ライフを!


【そそれぽ】第31回、いかがでしたでしょうか?「ゲームギア」タイトルは今後も充実していってほしいですね。当初の発表では『ソニックドリフト2』と『コラムス』の配信も予定されています。個人的には『ぷよぷよ』のキャラクターたちの原点であるRPG『魔導物語』シリーズの配信を正座で待ちたいと思います。次回もどうぞお楽しみに!


『The GG 忍』『ソニック&テイルス2』『ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮』は、好評配信中で価格は各300円(税込)です。

(C)SEGA
MUSIC(C)YUZO KOSHIRO
(C)SEGA
(C)SEGA


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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