さらに、上で挙げたライセンス関連の問題があるにもかかわらず、多くのプレイヤーが自分のテリトリーにゲームを輸入している中、多くのパブリッシャーは特定のリージョンでもっと売れそうなタイトルの事を忘れてしまうようだ。加えて、このようなリージョンロックによる価格設定は独占禁止法に引っかかってしまう場合もあり、その一例としてEU圏内のようなオープン市場でリリースされたPC版の『Deus Ex Human Revolution』が挙げられる。そんな中、任天堂のパブリッシャーはこのコンセプトを熟知し、成熟させ、自らの物にしたようだ。彼等は人為相場の格差をそれぞれの国で保ち、異なる価格設定の中で最大利益を生み出している。