インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第61回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。先々週、個人的に人生のある節目を迎えまして。リアルではほぼ身内だけでひっそりと節目が通り過ぎていったわけですが、むしろネット上やゲーム内の方でいろいろお祝いしてもらってしまいました(笑)。リアルもネットもほぼ関係ない人間なので、素直に嬉しく思っております。星3つ装備とか、弓矢とか、一生大事にします(笑)。というわけで、今回プレイするのはアークシステムワークスのDSiウェア『ブックストアドリーム』です。ジャンル問わず、規模を問わず、経営シミュレーションゲームというジャンルが好きな筆者なので、ずっと引っかかっていたタイトル。最近はなかなかお目にかかれなくなった200DSiポイントというお手軽価格も気になるので【そそれぽ】で取り上げてみたいと思います。それでは、早速プレイしていきましょう。※今回のプレイでは、ニンテンドー3DSを使用しています。■お手軽経営ゲーム自分だけの本屋さんを運営できる本作。売上を伸ばし、知名度を高め、新たな出版社とどんどん契約。本やCDといったさまざまな商品の取扱いを拡大し、99日以内に資産500万を目指します。お金の単位は一応ドルですが、あまり気にする必要はなさそう(笑)。■チマチマ動くドット絵の魅力上画面はデータを中心とした内容で、現在のお店の状況や売れている商品が一覧で表示されます。下画面には斜め見下ろしでお店の様子が描かれているのですが、このドット絵がなかなかカワイイです。序盤はお店の前を通りすぎてしまう人が大半ですが、しっかり経営していけば少しずつ立ち寄ってくれるお客さんが増えていきます。■発注を極める者がゲームを制すこのゲームの最大のポイントは実は在庫管理。お店には限られた数の棚、限られた数の商品しか置けないので、せっかくプロモーションを仕掛けても、タイミングによっては在庫が足りず商機を逃してしまいがち。そんなときに活躍するのが「自動発注」で、ある商品の数が○個になったら○個発注するといった管理が行えます。これによって売り切れを防ぎやすくなります。常にお店の棚がいっぱいになるぐらいに調整できると理想的です。■サイン会は大事定期的なプロモーション以外に、作家さんのサイン会を開くことが可能です。この効果が意外に大きく、その作家さんの本どころか、他の本の売上まで引っ張ります(笑)。お店に商品の在庫が十分あるときにサイン会を仕掛けて、売上アップはもちろん知名度アップを狙いましょう。知名度がアップしていけば新たな出版社と契約することもできるので、お店で取り扱える商品も増えていきます。ここぞというタイミングで仕掛けるサイン会はかなりオススメ。■しっかりとした軌道に乗るとやることがなくなる絶対に黒字になる軌道に乗せるとほとんどやることがなくなり、新たな出版社との契約や新商品の入荷、それに伴った棚の設置ぐらいになってしまいます。どんな経営シミュレーションでもよくあることではありますが、時間経過を見守る際に、もう少し何かをしていたかったです。■お店のレイアウト自由度は低めお店の広さの拡張もなく、決められた場所に何を置くかを選択して配置するだけなので、自分だけのお店という手応えがあまりありませんでした。特にゲーム中盤以降は効率を重視せざるを得なくなるため、置くものも限られてしまいます。何かしらプレイヤーの工夫によって売上などが変わるアイデアが欲しかったです。■ほぼタッチ操作専用一部操作を除き、操作はタッチペンで行います。ボタン操作の方が効率が良さそうな時でもタッチでしか操作できないので、もどかしい思いをした場面がしばしばありました。また、お店のレイアウトを変える際にどこをタッチしているのかわかりにくい部分がありました。■商品やお客さんがやや無個性さまざまなお客さんがお店に足を運び、本だけに限らずCDやポストカードなどさまざまな商品が登場するのですが、それぞれに際立った個性がありません。売上が良さそうな商品を並べ、とにかくなんでもかんでもお客さんを集めさえすれば良いといったところに落ち着きます。もう少しお客さんの傾向に合わせてお店の商品を並べるなど、経営の幅があれば良かったかなと思いました。■総評:コストパフォーマンス良し。経営SLGの入門編経営が軌道に乗るまでがほぼ手探りで、何をすれば良いのか全くわかりらず少し苦労しました。ただ、経費が支払えない状態になっても多少の救済措置があるので、序盤に思い切ったことを試した方がゲームの流れをつかみやすいです。そこを乗り切って、サイン会を利用した軌道乗せ、自動発注による在庫管理がハマると、一気に安定していきます。経営シミュレーションとしてはやや奥深さが足りないと感じる面が多いものの、200DSiポイント(=200円 税込)という値段は魅力的。コストパフォーマンスは悪くなく、アプリ的な経営シミュレーションの魅力はしっかりと味わうことができました。ちなみに筆者は、ゲーム内時間の70日ぐらいで設定された4つの大目標を達成。どれぐらいで達成できるかを極めたり、取り扱う商品を絞った縛りプレイをしたり、99日でできるだけ資産を増やしたりと、自分ルールでやり込みもできそうです。【こんな人にオススメ】・ちょっとしたヒマつぶしゲームを探している人・経営シミュレーション好きな人やや、説明的な意味でのわかりにくさはあるものの、攻略の難易度は決して高くありません。ちょっとしたヒマつぶしに200円で経営シミュレーションの魅力を味わってみてください。【そそれぽ】第61回、いかがでしたでしょうか?新作の発売までの間やるゲームがなかったら、旧作ダウンロードゲームを掘り起こすのも面白いのです。次回もどうぞお楽しみに!『ブックストアドリーム』は、好評配信中で価格は200円DSiポイントです。(C)2012 CIRCLE Entertainment LTD.■筆者プロフィール津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。Twitter:@sososo291ブログ:sososo activity
【そそれぽ】第137回:シミュレーション入門に最適!意外に戦略も本格的な『妖怪三国志』をプレイしたよ! 2016.4.10 Sun 20:31 インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそ こと 津久井箇…