ソニーは2月7日、2013年第3四半期決算を発表しました。ソニー・モバイルの連結で営業益は829億5500万円(前年同期は658億6300万円の赤字)と黒字化、最終赤字は508億7400万円となっています。ゲーム部門については売上高が2685億円(前年同期比15.1%減)、営業利益は46億円(前年同期比86.1%減)と苦戦しています。ゲーム部門については、PlayStation Vitaの売上が計上されているものの、PlayStation3及びPlayStation Portableの売上減を補えていないということです。ハードの減収だけでなく、ソフトの売上も落ち込んでおり、減収となったほか、ハードの不振が営業益の大幅な減少に直接的な影響を与えているとしています。通期の見通しとしても、既にPS Vitaの年間販売計画を下方修正しており、売上高・営業益ともに11月時点の想定を下回る見込みで、前年度比では大幅な減収減益となるとしています。なお、連結では売上高5兆678億2200万円(前年同期比3.6%増)、営業益829億5500万円、税引前純利益584億9300万円(前年同期は827億円の損失)、最終赤字は508億7400万円(同2014億4700万円の赤字)となっています。主な要因としては、ソニー・モバイル(旧ソニーエリクソン)の連結が大きいとのこと。前年に連結していたと想定すると、売上高自体はほぼ横ばいということです。また、映画・音楽・金融分野の好調、テレビの損益改善や円安の進行といった要因も増収に寄与しています。
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