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【ロコレポ】第25回 バイク筐体のプレイ感覚が再現!立体視とジャイロで復刻したセガの体感レースゲーム『3D スーパーハングオン』

インサイド読者のみなさま、Here we go! ゲームライターのロココ試作型です。

任天堂 3DS
インサイド読者のみなさま、Here we go! ゲームライターのロココ試作型です。

第25回のロコレポは、セガが3月27日から配信しているニンテンドー3DSダウンロードソフト『3D スーパーハングオン』のプレイレポートをお届けします。

『3D スーパーハングオン』は、1987年にセガからアーケードで発売された体感レースゲーム『スーパーハングオン』の3DS向け移植作。第11回のロコレポでご紹介した『3D スペースハリアー』に続く、「セガ3D復刻プロジェクト」の第2弾タイトルとしてリリースされました。

立体視の対応や「ムービング筐体」モードの搭載など、非常に高い完成度でゲーマーを驚かせてくれた『3D スペースハリアー』に引き続きM2が移植を担当しており、個人的にもプレイを楽しみにしていた作品です。

■3DSにハングオン!3D立体視で没入感もプレイ感覚も格段に向上
『3D スーパーハングオン』の名の通り、本作は3DSの立体視に対応しています。3Dでプレイするとコースや看板などの障害物はもちろん、アザーカーとの距離感も把握しやすくなり、レースゲームとしてのプレイ感覚は格段に向上した印象です。没入感の高い「体感ゲーム」と「3D映像」の相性の良さを、改めて感じました。

PS3/Xbox360ソフト『SEGA AGES ONLINE』の『スーパーハングオン』も3Dに対応していましたが、3DSでのリリースでどのユーザーでも立体視プレイできるようになったのは、かなりポイント高いですね。

■ジャイロ操作+ムービング筐体で、バイク筐体のプレイ感覚が蘇る!
3DS版の新要素として、ジャイロセンサーでの操作に対応していることが挙げられます。『ハングオン』『スーパーハングオン』といえばあのバイク筐体が特徴であり最大の魅力ですが、本作では画面サイズはオリジナルの4:3画面やワイド画面を含めて4種類、そして『3D スペースハリアー』で好評だった「ムービング筐体」モードを選択することも可能です。

ジャイロセンサー操作と「ムービング筐体」モードを組み合わせることにより、バイク筐体のプレイ感覚はかなり再現されていると思います。

■サウンドテストやイコライザーの搭載など、オプションも非常に充実
アーケード版と同じく、BGMは「OUTRIDE A CRISIS」「SPRINTER」「WINNING RUN」「HARD ROAD」の4曲から選択可能。また、そのほかのBGMも含めた全7曲がサウンドテストでプレイできたり、イコライザーも搭載されているなど、オプションの充実度は今回も素晴らしいです。

個人的に『スーパーハングオン』のBGMは大好きなので、3DSを卓上に置いてサウンドをプレイするだけでもかなり楽しめます。セガサウンドのファンなら、これだけでも十分に買う価値があると思いました。

■いつでもどこでもプレイできる、最高の『スーパーハングオン』
『3D スーパーハングオン』。3DSで蘇った、『スーパーハングオン』移植の最高峰じゃないでしょうか。『3D スペースハリアー』もそうでしたが、立体視とジャイロセンサー、そして「ムービング筐体」のモードを使用した際には携帯ゲーム機の大きさを超えたプレイ感覚と感動があり、まさに「体感ゲーム」ならではの没入感を味わうことができます。

またレース中にいつでも「途中セーブ」が可能など、外出先でのプレイにも配慮された設計になっており、「リプレイ」機能などオプションメニューの充実度と合わせて全体的にとてもユーザーフレンドリーなゲームに仕上がっていますね。セガ作品の持つ時代を超えた先進性と、M2の情熱溢れる移植が見事に結晶した作品という印象です。

公式サイトによると「セガ3D復刻プロジェクト」として、少なくともあと2タイトルはリリースが予定されているようなので、今後の展開も期待しています。

『3D スーパーハングオン』は、好評配信中で価格は600円(税込)です。

(C)SEGA


【ロコレポ】 by ロココ試作型
INSIDEのゲームライターが3DSとiOSを中心に色々なソフトをプレイして、その魅力を伝える連載。RPGの魅力に目覚めたのは、ファミコン版『ウィザードリィ』。好みのゲームな場合にテンション上がり過ぎるのは許して…。
Twitter:@Rococo_TestType
《ロココ試作型》
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