多くのゲーマーがWii UをPS4やXbox Oneと同じ次世代機とみなしている一方で、Wii Uは現行機だと言い張る人々がいるのもまた事実です。しかしながらドイツのゲーム会社、シンエン(Shin'en)はあくまでもWii Uを次世代機であると擁護しています。 シンエンはこれまでも任天堂コンソール用のゲームで売上げを伸ばし、最近ではニンテンドー3DS向けに『Nano Assault E』、『Art of Balance TOUCH!』などをリリースして好評を博しています。 まさに任天堂と共に歩み、富を築いてきたシンエンですが、同社美術監督、Martin Sauter氏は次のように語っています。 「人々はハードのパワーよりもまず第一により良いゲームを求めているのです。ハードとしてのWii Uの性能はじゅうぶんなもので、価格面でも納得できるものです。~(中略)~。パワフルな性能のPS4で果たして良いゲームが作られるのかどうか、私には良くわかりません。我々は既にWii Uでより良いゲームを売リ出せる環境にありますから」 当社は現在、Wii U向けの『Jett Rocket II - The Wrath of Taikai』の開発の最終工程に入っており、さらに未確認情報ながら2011年にリリースされた人気レースゲーム『FAST - Racing League』(WiiWare)の続編もまたWii U向けに開発が進んでいるという噂されています。VIDEO 次世代機の話題でもちきりの状況の中にあってこのシンエンの発言は、ゲームの主役はハードではなくあくまでもソフトであるということを、今一度確認させてくれるエピソードではないでしょうか。
《小寺信夫》
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