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【ジャパンエキスポ2013】武道、折り紙、風呂敷、茶道、水墨画etc...、ワークショップで日本文化を体験

「ポップカルチャー」の種類も多種多様で、特に全日程を通して参加者が絶えなかったのが「折り紙」体験コーナー。

その他 全般
他のメディアを見ると、ジャパンエキスポは日本のアニメやマンガ、ゲーム、ファッションなどのを集めた祭典だと報道しているところが多いですが、実際はそれらだけでなく日本の伝統文化や民俗文化などを紹介する出展者も数多く存在し、さらに参加者が実際に体験できるワークショップを実施しているブースもたくさんありました。

今回はみんなで鶴を折って千羽鶴の球体オブジェを作ろうという企画だったのですが、初日の午前中だけで200羽を突破するなど好調で、時間によっては参加者が座るスペースが足りなくなるくらい大繁盛していました。

一方、パリのNancy地区に拠点を置く日仏文化交流スペース「Espace Japon」では、初心者でも簡単にできる風呂敷包みをレクチャー。最近はレジ袋や紙袋の使用を止めるエコ文化の面からも日本の風呂敷が注目されているとのことで、ワインボトルや本など日常的な買い物で実践できる包み方のワークショップが行われていました。こちらは意外にも男性の参加者が多く、特に2本のワインボトルを一度に包める方法が好評のようでした。

また、ジャパンエキスポ運営のGOMA communication & marketingと一般社団法人武家文化研究会の合同プロジェクトチーム「JapanMoment実行委員会」では、会場の一角にヨーロッパの日本ファンに向け本格的な「体験」ができる日本文化パビリオンを開設。その中でヨーロッパ進出を図りたいアーティストや工芸士の作品を展示するとともに茶道や華道、浴衣の着付け、甲冑製作、民謡、水墨画など様々なワークショップを実施していました。私も実際に茶道のワークショップに参加してみましたが、簡易的な形式ではあったものの、ちゃんと炉を使って立てられた抹茶と茶菓子が参加者全員に配られ、作法の解説も全てフランス語で行われたりとかなり本格的でした。

印象的だったのは、全身アニメやマンガ、ゲームのコスプレで固めた若者達も積極的にワークショップに参加していたことです。気合の入ったコスプレイヤーが一所懸命に鶴を折っていたり、日本人の出展者と一緒に山形県の民謡「花笠音頭」(花笠踊り)を踊っている姿はどこかシュール。ポップカルチャーだけでなく日本文化全体に興味を持っている様子がうかがえました。
《籠谷千穂》
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