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『ドラクエ』シリーズ、あなたが好きな「さくせん」は? ─ 「ゲームくん」が新たな調査結果を発表

日本ゲームユーザー協会が運営している「おもしろゲーム情報サイト ゲームくん」は、「『ドラクエ』の好きな作戦ランキング」アンケートの結果を発表しました。

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日本ゲームユーザー協会が運営している「おもしろゲーム情報サイト ゲームくん」は、「『ドラクエ』の好きな作戦ランキング」アンケートの結果を発表しました。

これまで、「『ファイナルファンタジー』の略し方」や「どの『テイルズ オブ』が一番好きなのか」といった、シンプルゆえに様々な解答が集まるアンケートを実施してきた「おもしろゲーム情報サイト ゲームくん」が、また新たな調査結果を報告しました。

このたび取り上げた題材は、国民的RPGとして定着して久しい『ドラゴンクエスト』シリーズ。ファミコンで1作目が登場して以来、プレイヤーに様々な思い出と話題を提供してきたこのシリーズは、今もなお多彩なタイトルで楽しませてくれます。

歴史と共にシステム面も向上してきたこのシリーズは、FC版『ドラゴンクエストIV』にて、AIに戦闘を任せる「さくせん」という要素が加わりました。オムニバス形式となる『ドラクエIV』は、最後の章で勇者の元に各章の中心人物が集いますが、その人物たちを戦闘で直接指示することはできず、「さくせん」という大まかな方向性だけ指示し、ユーザーが直接コマンドを入力できるのは勇者だけという、意欲的なシステムが導入されました。

この「さくせん」システムは、PT全員のコマンドを全て入力せずに済み、少ない操作で戦闘を行えるメリットがあり、RPGに慣れていない人に対して間口を拡げてくれた要素でもありました。その反面、ユーザーが望んでいない行動を取ることもあり、特に「ボスにザキ(即死魔法。ボスクラスには非常に利きにくい)を連発する僧侶」といった、ユニークな状況を作り出す一面もありました。

様々な意味で思い出深い「さくせん」。とにかく頑張ってもらう「みんながんばれ」や、ハプニングも大歓迎な「いろいろやろうぜ」など、いくつかの方向性を指示できますが、その「さくせん」の中で一番好きなものはなんですか、というアンケートをゲームくんが実施しました。まずは、その結果をご覧ください。

■アンケート結果
1位 めいれいさせろ
2位 ガンガンいこうぜ
3位 いのちをだいじに

※ゲインによる、インターネットリサーチ「Qzoo」調べ。1ヶ月に1回以上プレイしている10代~40代男女の携帯ゲームユーザー300名を対象にアンケートを実施。


1位に輝いたのは、「めいれいさせろ」。これも「さくせん」のひとつですが、実際にはユーザーがそのキャラのコマンドを入力するというものです。これが1位になるのは、「さくせん」の存在意義としては少々寂しいところもありますが、戦闘を自分の手で行いたいというユーザーが多いのは自明の理なので、当然の結果とも言えるでしょう。

ちなみにこの「めいれいさせろ」は、シリーズで初めて「さくせん」を導入した『ドラクエIV』にはありません。その後のシリーズやリメイクなどで「めいれいさせろ」が追加されており、ユーザーの声を反映したのではないかと思われます。

2位は、「ガンガンいこうぜ」。とにかく全力で敵の撃破に当たります。MPを惜しまずに強力な呪文を叩き込むこの「さくせん」は、ボス戦や手強いモンスターに効果的なため、愛用した方も多い模様です。

そして、2位とは対照的となる3位の「いのちをだいじに」は、読んで字の如く、死なないことを最優先で実行する「さくせん」です。できるだけHPを高く維持し、ピンチになったら即座に回復。先が見えないダンジョン攻略や、手強い敵との長期戦に有効となる方向性なので、慎重派の方ほど好んで使用したことでしょう。

こうして結果を見れば、実に納得のいくランキングですね。いわゆるマニュアル操作が1位となりましたが、2位以下に投票した人のために「さくせん」コマンドの意味や意義があります。今後も、これらの選択肢を活かして、楽しい『ドラクエ』ライフをお過ごしください。

なお「ゲームくん」では、アンケート結果だけでなく、同時に募った「新しい作戦」に寄せられた内容も記しています。面白い発想のものから、実装して欲しいものまで、多彩な案が公開されているので、よければ「ゲームくん」のサイトも観覧してはいかがでしょうか。

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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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