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ソフトバンクとガンホーがスマートフォン向けゲームメーカーの「スーパーセル」を1500億円で買収

本取引の理由としては、スーパーセルのセールス実績とマーケティング力の高さが挙げられており、ガンホーグループの世界展開を強化し、同社とスーパーセルをコンテンツ分野の牽引役として、「モイルインターネット世界No.1」に向かって邁進するとしています。

ゲームビジネス 市場
ソフトバンクは、ガンホー・オンライン・エンターテイメントと共に、フィンランドを拠点にスマートフォン向けゲームメーカー「スーパーセル」の議決権付株式の51%を総額15.3億米ドル(約1,515億円)で取得することを発表しました。本取引の理由としては、スーパーセルのセールス実績とマーケティング力の高さが挙げられており、ガンホーグループの世界展開を強化し、同社とスーパーセルをコンテンツ分野の牽引役として、「モイルインターネット世界No.1」に向かって邁進するとしています。

スーパーセルは2010年5月設立。スマートフォン向けのゲーム『Clash of Clans』や『Hay Day』でヒットを飛ばします。同作はApp Storeのトップセールスランキングにおいて、それぞれ137カ国と96カ国で1位を獲得しています。また、日本国内では既にガンホーと協力してプロモーションを行ってきました。2012年12月期の売上高は7835万ユーロ(約104億円)、営業利益は3921万ユーロ(約52億円)です。

買収はソフトバンクとガンホーが80%、20%を出資するSPCをフィンランドに設立。SPCがスーパーセルの既存株主から株式を取得します。スーパーセルは買収後もフィンランドのヘルシンキに本社を置き、イルッカ・パーナネン氏が引き続きCEOを務めます。取締役会にはソフトバンクの孫正義氏、財務部投資企画グループの仁木勝雅氏、ガンホー会長の孫泰蔵氏が加わる予定。

(C)2012 Supercell
《栗本 浩大》
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