しかし、ここインサイドはデジタルゲームの情報がメインのサイト。ですので、まずはアナログゲームというものを全く知らない方に向けた解説をお届けします。
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アナログゲームを簡単にまとめると、「コンピューターを使わず遊ぶゲームのこと」となります。他にも電源不要ゲームや、非電源ゲームなどと呼ばれています。 コンピューターを使わないというくくりなので、チェスや麻雀、トランプ、トレーディング・カードゲーム(TCG)などなど上げていくときりがないほど沢山のゲームが含まれるジャンルです。
そんな数あるアナログゲームの中でも、この連載で熱く取り上げていくのがボードゲーム、TRPG、ミニチュアゲームの3種類。 それぞれの紹介に行く前にまずは、私の考えるその楽しさをお話します。
今回紹介する3種のアナログゲームは、それぞれ独特の楽しさがありますが、全てに言えるのは「他のプレイヤーとコミュニケーションを取りながら同じ空間を共有する楽しさ」と「実際に物に触れながら遊ぶ楽しさ」だと思います。
コミュニケーションといっても、会話だけではなく、そこにいる相手の次の手や表情を読むのも一種のコミュニケーション。またゲームが終わったあとにゲームの感想を言いあったりするのも楽しいコミュニケーションだと思います。
そして駒を動かしたり、ダイスを振ったりしながら遊ぶのは、デジタルゲームではなかなか味わえない楽しさ。またその楽しさから、きれいなアートの書かれたボードやカッコいい駒を使うゲームをコレクションしていく楽しさにもつながって、その楽しさが倍増していきます(やりすぎると財布の中身と部屋の空間は倍減ですが)。
もちろん、この「楽しさ」はあくまで一例ですが、このような「楽しさ」に惹かれるというタイプの人はきっとアナログゲームに夢中になれるはず。そして、遊んでいく中で自分なりのアナログゲームの「楽しさ」を発見するころにはがっつりハマっていることでしょう。
それでは、ボードゲーム、TRPG、ミニチュアゲームをもう少し具体的に紹介していきましょう。