「500 TYPE EVA」は、山陽新幹線の全線開業40周年と、ロボットアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビ放映開始20周年を記念して行われる「新幹線:エヴァンゲリオン プロジェクト」の一環。「エヴァンゲリオン」のメカニックデザインを担当した山下いくとさんがデザインし、総監督の庵野秀明さんが監修した。JR西日本がコラボ企画を持ちかけたところ、山下さんが500系を好きだったこともあってか「とんとん拍子に話が進んだ」という。
「500 TYPE EVA」になったのは、山陽新幹線で運用されている500系7000番台のV2編成(8両)。「新世紀エヴァンゲリオン」に登場するロボット「汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン初号機」に似たイメージで装飾され、編成両端の先頭部も「初号機」の顔に見えるようデザインされた。
車内は博多方の2両(1・2号車)が、「エヴァンゲリオン」の世界観を採り入れたデザインで改装された。1号車は「展示・体験ルーム」とし、全ての座席を撤去。「エヴァンゲリオン」の実物大コックピットやパネル、フォトスポット、ジオラマを設置した。2号車の「特別内装車」は、通路の床や座席の肘掛けなどに「エヴァンゲリオン」のロゴマークなどのデザインが施された。
3~8号車はとくに変更点はないが、3号車のデッキと客室の仕切りドアのみ「エヴァンゲリオン」のデザインロゴで装飾された。このほか、車内放送のチャイムでは「エヴァンゲリオン」のオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」のメロディが使われる。
「500 TYPE EVA」は11月7日から2017年3月まで、博多6時36分発~新大阪11時14分着の『こだま730号』と、新大阪11時32分発~博多16時07分着の『こだま741号』で運用される予定。ただし日によっては「500 TYPE EVA」を使用しない日もある。
2号車は普通車自由席として使用され、通常の切符で乗車できるが、1号車の「展示・体験ルームへの入室」と「実物大コックピット搭乗体験」は事前の予約が必要だ。今のところ土曜・休日はほぼ埋まっているが、平日は区間によっては空きがあるという。
エヴァに“新生”、山陽新幹線500系を公開…11月7日から運行
《草町義和@レスポンス》編集部おすすめの記事
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