本記事ではDMMのセクションを取り上げ、DMMの現状と開発中のタイトル『銀河英雄伝説タクティクス』に関する内容をお届けします。登壇者はDMM.com オンラインゲーム事業部 アライアンス部 部長 林研一氏、DMM.comラボ 第三企画部部長 エグゼクティブプロデューサー 斎藤祐士氏です。
「まだ死んでいないブラウザゲーム」と題されたプレゼンテーションは、まず林氏が登壇。DMMはゲームや動画配信だけでなく、FX取引や英会話サービス、アイドル関連まで幅広く事業を展開している企業です。ゲーム部門は、東京ゲームショウで発表になった海外産の本格MMORPG『エルダー・スクロールズ・オンライン』や女性向け、R18など様々なジャンルを提供しています。
某タイトルでは女性ユーザーを大幅に獲得し、ゲームサービスをキッカケとして新たなユーザー層を獲得することに成功しました。林氏は「プラットフォームは新規ユーザーの獲得を続け、さらに良質なコンテンツであれば既存ユーザーの囲い込みも十分に可能」と伝えていました。
一方、PCブラウザゲームを提供している特有の悩みとしては、Unity Web Player問題があります。ChromeではUnity Web Playerのようなプラグインのサポートを終了する方向で、UnityとしてもUnity Web Playerを今後サポートしない方針を打ち出しています。幅広く使われているUnityですが、今後ブラウザゲームの開発においては留意が必要です(プラグインの必要としないWebGLでの出力は引き続きサポート)。
続いて、斎藤氏が登壇し、現在開発中のタイトル『銀河英雄伝説タクティクス』の事例を元にプレゼンテーションを行いました。本作は『銀河英雄伝説』のOVAを原作としたPCブラウザ専用のシミュレーションRPG。PCブラウザをデバイスとして選択した理由は、メインのターゲットとなるユーザー層がDMMの会員属性とかぶる点が多かったためとのことです。
開発は社内で行い、FLASHとPHPを使用したオーソドックスなブラウザゲームの体制。斎藤氏は「PCブラウザゲームは機種に依存をしない開発ができること、FLASHについてすでに熟成された技術があるといった利点があります。」と述べていました。開発の進捗は85%。現在はクオリティアップやリリース後のイベント対応、大型アップデートへの対応などを行っており、今冬配信予定です。
最後に林氏は今後のDMMの展開について紹介。アプリのPCブラウザゲーム版の配信やR18アプリはAndroidのDMMゲームストアで配信、また現在大型IPの一般向けPCブラウザゲームを開発中とのこと。続報が待たれます。
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