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【特集】『遊戯王』遊戯デッキの再現にはいくら必要なのか

本稿では「デッキの再現は可能か」「再現にはいくら掛かるのか」という検証をお届けします。

その他 カードゲーム
4月23日から劇場アニメ「劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」の公開が開始しました。本作は「遊☆戯☆王」連載開始20周年を記念して製作される新作アニメで、高橋和希さんが原作・脚本・キャラクターデザイン・製作総指揮を担当。武藤遊戯と海馬瀬人らのその後が完全オリジナルストーリーで描かれます。



しかも「ブラック・マジシャン」や「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)」といったお馴染みのモンスターたちも登場するため、「昔はよくカードで遊んでいたが、最近はよくわからない」という当時のファンにも嬉しい内容になっているのです。

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インサイドではそんな「劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」の公開を記念し、これまでにも様々な記事をお届けしてきましたが、新たに“ショップでカードを購入し、再現可能な範囲で組んだ武藤遊戯デッキを使って、現役プレイヤーとデュエルを行う”という記事を企画。本稿では、まず「デッキの再現は可能か」「再現にはいくら掛かるのか」という検証をお届けします。

なお、本企画では以下のルールを設けています。

■企画のルール
・ネット通販は使わず、カードは全て実際の店舗で集める
・デッキレシピは、コナミが公開している公式のものを参考にする
・購入できなかったカードがあった場合、白紙の紙で再現する


◆デッキについて


今回参考にしたのは、コナミが公開しているデッキレシピ。こちらは2015年1月に行われた「決闘者の栄光(デュエルリスト・ロード)-記憶の断片(ピース・オブ・メモリー)-side:武藤遊戯/side:闇遊戯」発売記念キャンペーンで使用されたものです。



内容は「ブラック・マジシャン」を中心としたもので、神のカード「オシリスの天空竜」やTVアニメのドーマ編に登場した「ティマイオスの眼」「竜騎士ブラック・マジシャン・ガール」なども確認。禁止カードは「聖なる魔術師(セイント・マジシャン)」「強欲な壺」「心変わり」「洗脳-ブレインコントロール」「早すぎた埋葬」「天使の施し」の6枚です。




◆検証1:デッキの再現は可能か



カード集めは一定範囲に複数のカードショップがある池袋をチョイス。先ほどのデッキレシピを片手に各店舗を回っていきました。ショップでカードを買うという行為は数年ぶりですが、なんと最近のショップはデジタル化が進んでおり、店内のタブレット端末から在庫確認と購入を行うことができます。昔はショーケース内のカードを紙に記入したりしていましたが……デジタル恐るべし。

ただ、一つのショップでは全て揃わず、池袋にある全ショップがデジタル化しているわけではないため、最終的には3時間ほど掛かってしまいました。



特に「クリボー」「ヂェミナイ・エルフ」「翻弄するエルフの剣士」といった古いカードは在庫が少ないようで、「BEGINNER'S EDITION 2」という2011年に発売されたパックで新たに発行されてはいるものの、1枚探すのも一苦労。禁止カードである「天使の施し」に関しては、どこに行っても売っていませんでした。


◆検証2:再現にはいくら掛かるのか

大半のカードは数十円~数百円が相場でしたが、「ティマイオスの眼」2200円×2、「混沌の黒魔術師」1200円、「永遠の魂」1800円×3、「竜騎士ブラック・マジシャン・ガール」1200円×3、「呪符竜」1000円×3と高価なカードも多く、合計で約24,000円という金額になりました。

実際に購入した店舗の店員さんによると、劇場版の公開に合わせて「遊戯王アーク・ファイブ OCG ザ・ダーク・イリュージョン 」という新パックが発売。これには「ブラック・マジシャン」関連の新カードが多数収録されており、「ティマイオスの眼」を始めとした過去の関連カードが高騰しているのだとか。店内には「ブラック・マジシャン デッキ体験会」というポスターもありました。

◆◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆◆◆

以上の検証により、ネットを使わずに武藤遊戯のデッキ再現を試みた場合、“約24,000円でほぼ再現可能“という結果に。後日お届けする記事では、今回のデッキでバトルを行った結果をお届けします。

なお、本稿で表記している禁止カード・金額は取材当時のもので、現在のものとは異なる場合があります。
《栗本 浩大》
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