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イベントを案内してくれたネクソンの松茂良早紀氏とQremoの加藤英也氏。
オンラインゲーム事業を展開するネクソンは、7月29日、小学3年生から中学3年生を対象とした「夏休みネクソン1日社員体験」イベントを同社六本木オフィスで開催しました。
本イベントは、パソコンやロボットなどを使ったITものづくり教室を運営しているQremo(8月1日よりLITALICOワンダーに名称変更)が協賛し、毎年テーマを変えて開催されています。ゲームプログラミングが体験できる内容となっている今年は、募集定員の3倍にものぼる過去最多の応募があったのだとか。
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かわいらしい『メイプルストーリー』のキャラクターは子供達にも人気。
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会場のホワイトボードのイラストは、ネクソン制作部のみなさんが描いたもの。
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会場は夏休みをテーマに『メイプルストーリー』やネクソンが手掛けたゲームキャラクターの装飾が施され、同伴した保護者の席も用意されていました。各テーブルにはネクソンのゲームタイトルの名称が付いており、子供達4~5人ずつとアシストするネクソン及びQremoのスタッフが2名ずつ座っていました。使用する機材は、Macbook Airと本イベント用に特別にネクソン仕様にカスタマイズされたゲームプログラミング教育ソフト「Scratch」を使用。
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まず、子供たちの親睦を深めるために「Scratch」の描画機能を使った「お絵描き伝言ゲーム」からスタートしました。スタッフが最初にお題となる絵を描き、それを子供達が伝言ゲームの要領で絵だけで伝え、最後にスタッフが何だったかを当てるというもの。これは子供達同士やスタッフとの親睦を深めるだけでなく、「Scratch」のUIを理解するチュートリアルにもなっていました。
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続いて、実際にゲームのプログラミングにチャレンジしていきます。「クレーンゲーム」「モグラたたきゲーム」「シューティングゲーム」「格闘ゲーム」から作ってみたいジャンルのゲームをチョイスしてマニュアルを見ながら作っていきます。
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「Scratch」は日本語化されたGUIとなっているので、C言語や英語に詳しくなくても感覚的にプログラムを組んでいけるようでした。また、今回使用した「Scratch」にはネクソンのゲームキャラクター及びゲーム背景のデータが収録されており、制作するゲームに登場させることができます。
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最初は慣れないMacの操作でしたが、スタッフの助けもあって子供達はどんどんプログラムを組んでいけるようになっていました。四苦八苦の末に完成したゲームは参加者みんなでプレイ。イベントを通して知ったのはプログラミングの知識だけではなく、ゲームを作り、それを遊んでもらう喜びもあったのではないでしょうか。
最後は参加したみんなで記念撮影。終始笑顔が絶えないイベントでしたが、もしかしたら将来、この参加者の中から有望なゲーム開発者が生まれるのかもしれません。
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