人生にゲームをプラスするメディア

『ポケモンGO』開発元が「Pokevision」など外部ツールをブロック…サーバー負荷が問題に

ナイアンティックが開発/運営するモバイルタイトル『ポケモンGO』。本作のサードパーティー製ツールに対するアクセス制限が実施、その理由を同社CEOジョン・ハンケ氏が説明しています。

モバイル・スマートフォン iPhone
ナイアンティックが開発/運営するモバイルタイトル『ポケモンGO』。本作のサードパーティー製ツールに対するアクセス制限が実施、その理由を同社CEOジョン・ハンケ氏が説明しています。

アクセス制限が行われたのは「Pokevision」などに代表されるポケモン探索用外部ツール。数日前、ハンケ氏が「それらのツールがゲームの楽しみを損なう」とコメントしており、最も有名だったPokevisionの制作者は、その言葉を尊重する形で自主的にサービスを停止しています。しかし、類似ツールはサービスを続けており、ナイアンティック社の動向に注目が寄せられていました。

公式サイトに掲載されたハンケ氏の投稿では、それらの外部ツールがサーバーに多大な負荷を与えていたと説明。ブラジルなど中南米でのサービス提供が遅れたのは、それらの外部ツールの影響があったことを明かし、「一見無害であるサイトやアプリが、新規あるいは既存のプレイヤーへのサービスを提供する能力に、ダメージを与えていたことを知ってほしい」と伝えています。また、アクセス制限開始時に大きくサーバーリソースが開放されたことを証明するグラフが提示されており、実際にどれだけの負荷がかかっていたのかを示しています。


インターネットを利用したゲーム全般に言える事ですが、サーバーに多大な負荷がかかることは死活問題になりえます。『ポケモンGO』のように数百万あるいは数千万のプレイヤーが楽しんでいるゲームならば、それこそ途方も無い数のサーバーが運用されていることが考えられ、負荷を解消するためのサーバー増設にも多大な費用がかかるのではないでしょうか。また、サーバーに想定以上の負荷がかかれば、今後の新コンテンツ開発/実装にも影響を与えかねず、アクセス制限をしたナイアンティックの対応は企業として当然の対応と言えます。

一方、こうした外部ツールが登場した背景には、ポケモンの居場所を示すゲーム内システム「足跡(公称は3ステップ)」が正常に機能していなかったことがあげられています。レーダーに表示されるポケモンを探す術が無く、否応無く外部ツールを利用していたというトレーナーも少なくは無いでしょう。「足跡」機能は現在、根本的な設計を改善するためにゲーム内から削除された状態。『ポケモンGO』の公式Facebookページでは、今まで実装されていたものは混乱を引き起こすだけで、ナイアンティックの製品目標にも達していないものだったと説明、改善に向けて作業中であると伝えています。
《水京》
【注目の記事】[PR]
コメント欄を非表示
※一度コメントを投稿した後は約120秒間投稿することができません
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください

    編集部おすすめの記事

    特集

    モバイル・スマートフォン アクセスランキング

    1. 『FGO』ネタバレ有りで振り返る第1部~第二特異点セプテムの巻~【特集】

      『FGO』ネタバレ有りで振り返る第1部~第二特異点セプテムの巻~【特集】

    2. 【クラフィ攻略】『クラッシュフィーバー』バトルで使えるテクニック(第6回)

      【クラフィ攻略】『クラッシュフィーバー』バトルで使えるテクニック(第6回)

    3. 『ウマ娘』で一番“大食い”なイメージがあるのは?得票率91%で絶対王者が誕生!【アンケ結果発表】

      『ウマ娘』で一番“大食い”なイメージがあるのは?得票率91%で絶対王者が誕生!【アンケ結果発表】

    4. 【特集】『FGO』異端なるセイレムの情報をおさらい!ストーリーやサーヴァントを推察

    5. 『バンドリ!』「あなたの一番好きなイベント形式はどれですか?」結果発表―協力派と対人派の大接戦!【読者アンケート】

    6. 『ウマ娘』のたづなさんって一体何者?「ウマ娘説」「トキノミノル説」の根拠となっているのは…

    7. 『ウマ娘』なぜ人は「ハルウララ」に惹かれるのか―ゲームでようやく果たされる114戦目の「うららん一等賞」

    8. 『FGO』アンリマユ召喚を目指して…約450万フレポを使い、2万回以上ガチャをした結果は

    9. 新ウマ娘・タニノギムレットはなぜ眼帯キャラ?モデル馬との奇跡的なシンクロも話題に

    10. 『ウマ娘』×「ZONe」コラボ缶が“アルミスタンド”に大変身! 5万いいねを突破した痺れる逸品、制作者インタビュー

    アクセスランキングをもっと見る