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【TGS 2016】PS4が更に進化!「HDR」映像の違いを目撃―TGSメディアセッション

東京ゲームショウ2016会場でも、ソニー・コンピュータインタラクティブジャパンアジアによるメディア向けセッションが行われました。

ソニー PS4

「PS4 Neo」のコードネームで噂され、先日ニューヨークの発表会「PlayStation Meeting」で大々的にお披露目されたハイエンドモデル本体「PS4 Pro」。Game*Sparkとインサイドでは、現地取材レポートを多数お届けしていますが、ここ東京ゲームショウ2016会場でも、ソニー・コンピュータインタラクティブジャパンアジアによるメディア向けセッションが行われました。

本セッションでは、『Horizon: Zero Dawn』や『バイオハザード7』をはじめとする、いくつかのPS4新作タイトルのデモおよび映像を用いた、HDR(ハイダイナミックレンジ)機能の表現能力を、実際に確かめることができました。


デモの展示に使われていたのは、ソニーのハイビジョン液晶テレビBRAVIA X9300と、PlayStation 4 Pro本体。画面の解像度はもちろん4Kです。HDRを利用するには、こうしたHDR対応のテレビが必要で、9月13日より配信されているシステムソフトウェア バージョン4.00を適用することで、今後発売されるPS4 Proだけでなく、既存のPS4本体もすべてHDRに対応します。


画面中央付近のフィルターを境目に左側がHDRが有効

デモ中は、HDRの画面効果をよりわかりやすくする目的で、コントローラーの操作でON/OFFの切り替えが可能になっていました。HDRを適用したゲーム画面は、既存のSDR(標準ダイナミックレンジ)にくらべ、明暗や色幅が広範囲になって高精細な映像が再生されるようになりますが、それだけではありません。

セッションで見られた『バイオハザード7の』ゲームプレイデモでは、室内の壁や家具の質感もディテールが繊細になり、ゲーム画面全体にリアリティが増した印象を受けます。暗い部分はより黒く、光源の明るさははっきりと強調され、闇と光を活かした『バイオハザード』らしい恐怖感が表現されているといいます。同作はPS4 Proによって4K/60fpsのゲームプレイが実現するのもコアゲーマーには注目のポイント。


HDR Off


HDR On

主人公が“ネオンの光”を自在に操るアクションゲーム『inFAMOUS First Light』は、そんなHDRの画面表現を存分に味わえるタイトルのひとつ。ネオン能力のビジュアルエフェクトは、HDRによって光の発色がいっそう鮮やかで明るくなり、ゲームプレイの爽快感にも繋がりそうです。

こうした“光”の表現のみならず、たとえば『Horizon: Zero Dawn』では、岩の表面、あるいは空に浮かぶ雲のディテールが細かくなるといった描写も確認。視界の遠くまでくっきりと映し出され、空間の奥行きまでリアルに感じられます。

PS4 Proの登場とファームウェアの進化によって、PS4はハード世代を変えることなく、グラフィック技術において大きな前進を果たしたといえます。
《Game*Spark》
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