SCEJは『まいにちいっしょ』においてYouTubeへの動画アップロード機能を搭載。スパイクはニコニコ動画に「spike ニコニコちゃんねる」を開設して情報を発信。SNKプレイモアはShowTimeにて『メタルスラッグ7』『サムライスピリッツ六番勝負』のプロモーション映像の配信を開始します。
中でも面白いのが『まいにちいっしょ』のYouTubeアップロード機能でしょう。これまでゲーム動画をサイトへと投稿するという行為はグレーゾーンとされてきましたが、『まいにちいっしょ』ではメーカー自らがこれを奨励することになります。
動画サイトから人気に火がついたタイトルとしては「アイマス」こと『IDOL M@STER』などが挙げられますが、ユーザーが作成した動画からの盛り上がりであることがポイントです。動画サイトにおけるゲームはインタラクティブ娯楽であると同時に素材の集まり。例えば他の素材(ゲームやアニメ)とのミックスはメーカー的にはとても不可能な行為ですが、ユーザーはこうしたオトナの垣根を軽々と越えてしまいます。動画サイトの動画の面白さの一部は、素材同士の掛け合わせのワンダーにあることも確かで、ニコニコ動画において「これはひどい」「作者は病気」といったタグが賞賛の意味で使用されていることからも明らかです。
果たして『まいにちいっしょ』のYouTubeアップロード機能が何を生み出すのか。そして「spike ニコニコちゃんねる」とSNKプレイモアのプロモーション配信の反響は。
2008年も、動画サイトはまだまだ話題の中心となりそうです。