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早くも10年を迎える『天誅』シリーズですが、Wiiに舞台を移して登場する最新作のテーマは一新だそうです。「久しぶりに手掛けることになったので、一新したいというのはありました。昔のいいところのペースはそのままに、Wiiのインターフェイスや新しい要素を盛り込んだ作品にしました。ある意味では賛否両論もあるかもしれません・・・」(金山氏)
Wiiについては「まずはWiiリモコンを使って何か出来ないかという試行錯誤がありました。体感的なコントローラーになったことで忍者のアクション、キャラクターとの一体感をより楽しめるように努力しました」(金山氏)、また「Wiiでの開発は初めての体験だったのでどこまでパフォーマンスが出せるかなど苦労しました。Wiiリモコンも左利きと右利きの差など個人差が大きいので、大変でした」(籾山氏)
まだゲームが発売されてない段階ですが、続編についてのコメントもありました。一番最後のシナリオが『5』へと繋がっていくものになっていて、「彩女の行く末を、これからどうなるんだろう・・・と感じてもらえれば嬉しい」(金山氏)ということでした。
最後に一言ずつコメントがありました。「正式なナンバリングタイトルですが、先入観は捨てて、新しい内容を楽しんでもらえれば嬉しいです」(籾山氏)、「ストーリーを担当しましたが、今までの勧善懲悪の流れはそのままに、これまでよりも彩女自身に焦点を当てたものになりました。ぜひプレイしてみてください」(阿部氏)、「リモコンを使ったアクションを初めとして色々な面で新しくなりました。ファンの方も、新しいものに触れてみたい方も、ぜひ遊んでみてください」(金山氏)
ここからは『天誅4』の作曲を担当したメガアルファ代表の朝倉紀行氏が登場して、本作の音楽について話してくれました。ちなみに朝倉氏は、天誅シリーズの中で、唯一初代からずっと作品に関わっている人物で、そういう意味でも今回は緊張したということです。
朝倉氏は音楽家としての自身のキャリアとしてアジアの音楽を追求していて、これまでの『天誅』はアジアのブログレテイストの楽曲が中心でした。今回は少しクラシックの要素を取り入れたそうです。金山氏からは「今までのテイストを残しながら全く新しいもの」という難しいリクエストがあったということですが、一見矛盾した要求も最後には相通じるようになったとか。
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会場ではオープニング映像が初公開となり、朝倉氏の作曲した音楽を聴くことができました。しっとりしていながらも存在感のある楽曲に会場は聴き入っているようでした。
『天誅4』は10月23日に発売予定で、サウンドトラックも10月29日に発売されることが決定しています。