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『Left 4 Dead2』の続編に不買運動−19000人以上が参加

ゾンビの群れと戦う協力系FPS(一人称シューティング)『Left 4 Dead』の続編がアナウンスされましたが、続編への不買運動が起こっています。

ゲームビジネス その他
ゾンビの群れと戦う協力系FPS(一人称シューティング)『Left 4 Dead』の続編がアナウンスされましたが、続編への不買運動が起こっています。

既に19000人以上のユーザーが『Left 4 Dead2』の不買を訴えるSteam上のコミュニティ「L4D2 Boycott」に参加しています。

「L4D2 Boycott」は、『Left 4 Dead』の品質は称賛に値するものであり、新作を必要とするValveの金銭的事情を認識すると前置きした上で、「独立した続編としての『Left 4 Dead2』はプレイヤーコミュニティを分裂させ、マルチプレイヤーゲームの品質を落とす」「『Left 4 Dead2』の発売は、『Left 4 Dead』をわずか一年で時代遅れのソフトウェアとするだろう」と主張。

フルプライスの続編ではなく無料バージョンアップもしくは拡張版としてリリースし、有料であるなら前作の購入者には割引を適用することを要求しています。

海外での『Left 4 Dead』の発売日は2008年11月18日。『Left 4 Dead2』は2009年11月17日予定ですから、約1年での続編発売となります

不買運動の背景には『Left 4 Dead』のゲームデザインが影響しているようです。
『Left 4 Dead』はプレイヤー同士が助け合って戦う点が画期的であり最大のウリ。
続編が出ることでプレイヤーが分散すれば協力プレイの相手がスムーズに見つけられなくなる恐れがあります。

続編『Left 4 Dead2』は、Xbox360とPC用としてE3でアナウンスされましたが、週末までに「L4D2 Boycott」のメンバーは15000人に達したとのこと。6月9日15時40分時点でのメンバー数は19375人ですから、かなりの勢いで増加していることになります。

Valveが強力に推進するSteamはプレイヤーコミュニティを育てましたが、今回は不買運動の形成にも力を貸した形になっています。
「L4D2 Boycott」の会員数は今後も増え続けるのか、Valveはユーザーの声にどう答えるのか。今後の推移が注目されます。
《水口真》
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