会長の辻本氏は冒頭の挨拶で、「ビデオゲームはコンテンツ産業の中で唯一の輸出産業で、国内出荷が3800億円なのに対して輸出額は8735億円と倍以上になっている。そして国内は減少傾向でそれを海外の増加分でカバーしている状況。世界に展開しているハードは圧倒的に日本産が多く、欧米等の先進国はもとより、アジアも今年展開されていくのではないか」と話しました。
ついでCESAにある、各委員会の理事から活動状況が報告されました。順に
・イベント委員会
・技術委員会
・人材育成委員会
・知的財産委員会
・調査広報委員会
・流通委員会
・倫理委員会
です。面白そうなコメントを抜き出してみます。
「(CEDECなどで技術向上を行っている・・・)面白い物を提供する時には技術の裏付けが必要になる。そういう意味で技術者の助けなるような事をやっている。それが国内メーカー競争力に繋がっていくではないか(技術委・佐藤セガ社長)」
「7月の第四日曜日をビデオゲームの日にする。内容は決めてないが大きなイベントをやる(流通委)」
「(CERO)現在審査を受けているのは市場に出る半数ほど。今後更に比率を上げる努力をする。SCEではPS2/PSは審査を受けないゲームはダメという方針を決めたと聞いている。流通の協力も得ていきたい(倫理委)」
質疑応答では、AMの業界団体との協力も必要ならやっていく(昨年はTGSとAMショーが被った)、CEROは11月からPCにも拡大すると内々的に決まっていて更に拡大することもある、などという事が明らかになりました。
(写真)
手前 >> 辻本会長(カプコン)・工藤副会長(ハドソン)・佐藤副会長(セガ)・渡邊専務理事(CESA)
後側 >> (北上常任理事(コナミ))・(伍賀常任理事(バレンプレスト))・猿川常任理事(ナムコ)・山本常任理事(EA)
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