IMが必要なゲームとは |
IMとは第一にコミュニケーションのための機能であって、
GBAに比べてよりコミュニケーションツールとしての用途が広がるように見えますが、任天堂のねらいは一体なんなんでしょう。
IMを使用するであろうゲームの例を挙げて考えてみましょう。
順当に考えればIMが必要になるゲームというと、 MMORPGなんかのネットワークRPGがすぐに思い浮かびます。
MMORPGはインターネットを通して様々な場所の人間と連携するためのコミュニケーションとしてチャット機能(≒IM機能)があるわけですが、それをNDSにあてはめてみます。
まずNDSでMMORPGが可能なのでしょうか?
NDSではワイヤレス通信機能があるという情報がでたりもしていますが、普通に考えればGBAのワイヤレスアダプタより多少広いか同じかぐらいの範囲でしか通信が出来ないと思います。そう考えるとNDSでネットワーク専用ゲームを作るというのは少々難しい感じもしますが、GBAのワイヤレスアダプタ用のホットスポットが全国に展開されるというニュースもありましたので、そのネットワークを利用してなら十分に可能であると思います。
この可能性があるとすれば、 NDSにおけるIMとはそういった直接会話できない所にいる人とのプレイが可能であるという事へ繋がるのではないでしょうか。
或いは、複数人vs複数人で戦う戦略的なゲームの場合、その場にみんながいたら直接会話する事ができないからIMで秘密の会話をしたりして作戦を遂行するという使い方も考えられます。また最初バラバラに戦うようなストラテジ的なゲームであっても、
IMを使って密かに同盟を組んだりといった事が可能になります。
IMの入力方法 |
実際の入力画面を想像すると、PDA等(電子手帳)のように画面の下部(或いは下側のスクリーン全部)にキーボードが表示されてそれをタッチペンか指でタップしていくというのが考えやすいです。実際のゲーム画面を上スクリーンに表示しながらメッセージを入力できるので操作性はそれなりに良いのではないでしょうか。
或いは画面に書いた線を認識して文字に変換しつつ入力することも可能でしょうが、レスポンスが悪くなる可能性がありますしなにより癖字だと全く正確に文字を認識できないので万人に使える方法では無いのです。
Palmの用に画面に入力するアルファベットを簡略化して一筆で記述可能にすれば文字を間違えて入力する事はかなり減ります。しかし、各アルファベットに対応する一筆書きの文字を新たに覚えなければならないなどあまり直感的ではありません。それにアルファベットでしか入力できないというのは子供が使う事を考えると致命的です。
こう考えるとキーボードを表示して画面をタップしていくというのが直感的で入力が早くて間違いが少ないと思います。少なくとも携帯のメール入力程度かそれ以上の早さではメッセージ作成が可能になるでしょうね。
まとめ |
IM機能の搭載とは、コミュニケーションという部分において大いにゲーム性を膨らませる存在になるような気がします。タッチパネル機能が本当であればNDSにおけるIMとは十分に実用的ですから、期待したいところであります。