―――任天堂は「レボリューション」でWi-Fiが利用可能と言いました、これはオンラインに対応していることですか
ニンテンドーDSも「レボリューション」も、対応ソフトが発売され、ハードが発売されればインターネットに接続できるようになるでしょう。道の向こう側に住む隣人、別の国にいる友達、そして世界中のまだ見ぬプレイヤーと共に遊ぶことができます。私達がWi-Fiが利用可能と言うとき、それはインターネットを通じてワイヤレスに遊べるということです。私達はこれを年内に可能とするように、取り組んでいます。
―――そのような姿勢は以前と大きく違います。どのような決定があったのでしょうか
ええ、私はその決定の立ち会わせた訳ではありませんので、どのような経緯があったのか話すことができません。私が言えるのは、任天堂は常にコミュニティの可能性を信じていたということです。私は、十分なインフラを、無料で、財政的に可能な範囲で提供できる準備ができたからではないかと考えています。
―――私達はいつこれを見ることができるでしょうか
私達は第4四半期から、インターネットを通じた本当のワイヤレスプレイが可能になると考えています。
―――開発者達は本当にDSを「掴む」でしょうか
私達がGDCに居るのも、岩田氏が基調講演をしたのも、開発者達が本当にDSを「掴む」のを助けるためです。『Nintendogs』は画面上の犬によって観衆を魅了しました。さらに『エレクトロプランクトン』も同様です。このユニークなゲームが実際に米国で発売されるかどうかはわかりませんが、全ての機能を利用した音楽ゲームはDSを更に前に進ませるでしょう。私達の仕事はDSで何ができるか、一例を示すことだと思います。私の考えでは、私達はDSの機能のほんの30%くらいをかじった程度だと思います。『Nintendogs』や『エレクトロプランクトン』のようなゲームで、より深いDSを見ることになるでしょう。このシステムは非常に強靭で、この機能の全てを利用した素晴らしいゲームを楽しみにしています。
―――「プレイやん」を米国で発売しませんか
「プレイやん」はいいアイデアの商品です。私達がやりたいのは、箱から取り出すと直ぐに再生できるものです。つまり、「プレイやん」に加えて、SDカードと、1つか2つの無料の曲をセットにしたものが米国市場には合うと考え、検討しているところです。E3ではもっと多くを説明できるでしょう。
―――私達はE3に何を期待できるでしょうか
E3では私達は「レボリューション」について、もっと多くの情報を共有するつもりです。そうはいっても、「レボリューション」はブース会場では余り大きな存在感を持たないでしょう。プレスブリーフィングでは触れられ、小売業者と話をしたり、何か見せるかもしれませんが、ブースではDSやゲームキューブ、特に『ゼルダの伝説』など8ヵ月後までの主要製品を並べるつもりです。
―――「レボリューション」にはどうして後方互換性を持たせることになったのでしょうか
互換性があることは『ゼルダの伝説』で楽しみ続けることを可能としす。ユーザーはゲームを買っても直ぐに遊べなくなるのではないか?というような心配を抱く必要がなくなります。互換性を持たす、と明らかにするのは非常に戦略的なものでした。これを持たせたのも戦略的な選択です。
―――任天堂の10年後をどう見ますか
私の希望は任天堂が米国で大きなシェアを持っていることです。携帯機に続いて、家庭用ゲーム機も成功裏に発売し、引き続きこの分野のイノベーターでありたいと思います。岩田氏と話して、私はこれが岩田氏のビジョンであると確信しています。