任天堂の宮本茂氏は日曜日に「Nintendo World Store」で行われたサイン会の後にMTVニュースとのインタビューに答えました。以下ではこのインタビューの内容を簡単に紹介します。
まずは先日20周年に迎えたマリオの名前の由来から。最初は「ジャンプマン」と呼ばれていたキャラが名前を貰ったのは倉庫の主人でした。任天堂は1981年、完成した『ドンキーコング』をニューヨークに送り倉庫に運びました。「その倉庫の主人は明らかに私が作ったキャラに色々な点で似ていました」ニューヨークのゲーマー達はキャラを"マリオ"と呼ぶようになり、結局その名前が正式になったそうです。
次に『Nintendogs』。任天堂が色々な動物を検討したのは既に伝えられている通りですが、それが犬に決定した理由を宮本氏は「4年前に私の家族が犬を飼いはじめていたから」と話しています(冗談かもしれませんが)。飼っているのは3色のシェトランド・シープドッグで名前は"ピック(? Pikku)"と言うそうです。
最後まで検討されていた猫は実際にはゲームになることはありませんでしたが、宮本氏によればメインプログラマの一人が猫派で、子犬が足を舐める仕草に猫の影響を見ることができるそうです。『Nintencats』については「それを作るのはとても簡単です。しかし任天堂の哲学は簡単な道を選ぶことではありません。常に挑戦して新しい道を探るのが私達の道です」としています。
次にレボリューションのコントローラーについての話題です。宮本氏は「他のゲームを見る余裕がないくらいにレボリューションのコントローラーの開発に深く関わっていました」としました。このコントローラーは当然の帰結です。宮本氏は『スーパーマリオブラザーズ』以来、多くのプレイヤーがもっとキャラを動かしたいが為に、(そうしても意味が無いのに)コントローラーを傾けているのを見てきたと言います。今それは意味のある行為になります。
宮本氏は革新的な一方で、これまでのコントローラーのようなスタイルも提供すると指摘しています。「このコントローラーが皆さんが今までゲームと思っていた全ての物を捨て去るというわけではないのでご心配なく」。
N64の『スーパーマリオ64』は革命的でしたが、多くの人が3D空間でマリオを操るのに苦労したと宮本氏は振り返ります。レボリューションのコントローラーでは「移動は非常に簡単で、非常に自然で直感的な操作になります」。マリオに関しても具体例は出せないものの色々な実験をしているようです。
最後にオマケ。こんなに人気のある宮本氏ならばスマブラに出演していいのでは?というお誘い。「ええ、もちろん私達は新しいスマブラを開発中です。私達は新たに多くのキャラを追加するつもりです。ですから1パーセントくらいは私も出演するキャンスがあるかもしれません」日曜日のファンはそれを望むに違いありません。