かねてから噂になっていた「モンハン」と「ピンキー」のコラボ企画、これまではイベントで原型の写真などが公開されていたのですが、決勝大会の会場ではついに色の付いたバージョンがお目見え。「レイア装備+大剣」は、緑色のレイア装備に大剣「アッパーブレイズ」のセットで、勇ましい装備とかわいいピンキーのマッチングが面白いところ。「ボーン装備+ハンマー/ライトボウガン」は剣士とガンナーのコンパチで、「アトラスハンマー」と「クロオビボウガン」が付属しているのでお得感は一番かも。「モンちゃん+アイルーコス」はオリジナルのスタイルで、アンダーウェアとアイルーのコスプレをしたボディが付いてくるという面白い仕様となっています。
「狩猟道具収集生活(ハンターグッズコレクションライフ)」はハンターが持つ武器のフィギュアで、新シリーズはギミックが満載。「ガンランス」の特徴である冷却モードが再現されているほか、「フルフルフルート」には何やら秘密の仕掛けがあるとのこと。立体ファンにはこちらも見逃せないグッズとなりそうです。

続いては、当日参加枠を巡っての予選がスタート。222組のハンターたちが3つの当日参加枠を巡ってタイムアタックを繰り広げるという狭き門。前々作となる「モンスターハンター2(dos)」でもタイムアタックにも出場したという筋金入りの女性ハンターチームを含む12組にまで絞り込まれた精鋭達、彼ら彼女らが挑むのは「雪山」の宿敵「ティガレックス」。さすがに研究し尽くされた種目だけあり、タイムは「秋葉猟友会」が2分12秒、「元テニス部」が2分23秒、「Gotsummer」が2分36秒というハイレベル戦。いずれのチームも、これまでの予選を越えるタイムを記録しており、最速ハンターの座を巡る戦いは更に混沌としてきた模様。
ヒートアップした会場の熱を冷ますように、シークレットイベントとして驚きのゲストが登場します。「モンスターハンター2(dos)」でお馴染みの「歌姫」が登場、「始まりの唄」を生で披露してくれたのです。ゲームの中と全く同じ、エキゾチックで不思議な歌声に会場も陶然。さらに「アメザリボウガン」でお馴染みのお笑いコンビ、アメリカザリガニことアメザリのビデオメッセージで場内が和んだところで準々決勝のスタートです。
準々決勝の種目は、「ティガレックス」討伐。但し、舞台が「闘技場」になっているため、ハンターとモンスターのお互いに逃げ場がないという過酷な条件での戦いとなります。「ティガレックス」との戦いはあらゆる角度から研究されており、予選とは装備も変わった今回は実に様々な組み合わせが登場しました。
予選を12位で通過した福岡代表「とけた塊」は「狩猟笛」+「双剣」という驚愕のチーム編成。開幕と同時に回収した「携帯シビレ罠」で「ティガレックス」を拘束すると同時に、「双剣」の必殺技「鬼人乱舞」と、「狩猟笛」のブン回しによる頭への集中砲火がスタートします。「MHP2」では、味方の攻撃が当たるとひるんだり吹っ飛ばされたりしてしまうのですが、「鬼人化」の最中はこれがなくなることを利用しての高密度攻撃。しかも「狩猟笛」で頭部を殴られ続けた「ティガレックス」が気絶(スタン)、さらに一方的な攻撃が続き、会場がどよめきます。
予選13位の福岡代表「Jast25’s」は「狩猟笛」+「狩猟笛」という気絶狙いチームを編成。予選11位の大阪代表「ポポノタン’s」、予選8位の名古屋代表「藤岡弘、探検隊」は「双剣」+「双剣」の超攻撃型シフトを敷くなど、装備の選択にもバリエーションが見られた準々決勝。当日参加枠をものにした「Gotsummer」が2分18秒、名古屋代表「藤岡弘、探検隊」2分33秒、大阪代表「ポポノタン’s」が3分2秒、福岡代表「Jast25’s」が3分12秒という結果となり、ハイレベルな結果を残した札幌勢が準決勝に残れなかったという番狂わせに、大会の行方はますます分からなくなってきました。