まずは『テイルズ オブ イノセンス』です。完全新作、そして今後を占うマザーシップタイトルになる『テイルズ オブ イノセンス』はクリエイティブディレクターの大舘隆司氏から紹介がありました。前作『テンペスト』では手探り状態での開発だったようですが、実現してみて表現力などの点では今まで主戦場としていたハードに劣らないパワーやポテンシャルを持ったハードという判断がされたそうです。
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キャラクターデザインには「いのまたむつみ」氏です。非常にたくさんの仕事を抱えているいのまた氏ですので、今回の作品にかかわれるかは微妙だったそうですが、何とか引き受けてもらえることになったそうです。主人公はルカ・ミルダ(CV:木村亜希子)。成績優秀な優等生ながら、運動音痴(?)な主人公という設定。ヒロインは、ストレートな感情表現をする自分に正直なイリア・アニーミ(CV:笹本優子)です。キャラクターに関してはこれまでのいのまた氏のテイストとは少し違った表情が見られるものになっています。
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オープニングムービーはプロダクションI.G、今回も3Dフルポリゴンによる世界で迫力の新バトルシステム「ディメンション ストライド-LMBS(仮)」を導入しているそうです。これは前回から導入された空中の概念を更に進化させたものだそうです。そしてテーマソングには日欧をかけて活躍する「KOKIA」さん、開発はアルファ・システムが担当するそうです。
開発は非常に順調に進んでいて、かなりいいものに仕上がりつつあるそうです。発表会では動画が示されましたが、滑らかなアニメーションと、フルボイスかと思うほど喋る音声が印象的でした。1Gbのマスクロムをギリギリまで使って、ボイスには力を入れてやっているそうです。映像は来週には公式サイトで公開される予定ということですので、お楽しみに。
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続いて本作の制作に携わるプロダクションI.Gから寺川英和氏、アルファシステムの佐々木哲哉氏が登壇し、今作にかける意気込みを語りました。寺川氏は「このシリーズはデスティニーから既に10年以上も関わってきましたが『イノセンス』はいつも通り、大変な作業になってます。今日も完成カットをお持ちできれば良かったんですが・・・(笑)。毎回毎回スタッフが頑張って作ってます。TGSにはお見せできればと思います」とコメント。
佐々木氏は「なりきりダンジョンから今まで3作品にかかわらせて頂きましたが、だんだんスタッフも深くなってきて、今回の『イノセンス』はマザーシップを任されてとてもうれしく思います。僕が遊んでもいい感じになってきているので、ぜひご期待下さい」とコメントしました。
オープニングムービーを歌う「KOKIA」はビデオレターで登場。曲も披露されました。重厚感も感じられる曲で、冒険、旅立ちにプレイヤーを誘う名曲になりそうでした。
ストーリー
長きに続く世界規模の戦乱の中、
優勢を保ち平和でありつづける王都レグヌム。
そんな中、超常的な力を操る人間「異能者」が現れ始める。
異能者は人々に恐れられ、忌むべき存在とされた。
そして王都レグヌムでは「異能者捕縛適応法(いのうしゃほばくてきおうほう)」を掲げ、
異能者は次々に捕らえられていく。
ある時、王都レグヌムの商家の息子であるルカは、
自らの中の異能の力に気付いてしまう…。
最後に大舘ディレクターは「今年ナンバーワンのRPGを目指していく」と宣言。年内発売ということで、クリスマスの時期には遊べそうです。今後のテイルズ・オブシリーズを示唆するような一作になるということですので、それがどのようなものになるのか今からプレイできるチャンスが楽しみですね。
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