任天堂オブアメリカのジョージ・ハリスン上級副社長マーケティング&コーポレートコミュニケーションズはThe Motley Foolとのインタビューに答えています。一部紹介します。
―――PSPはどうしてDSに敵わなかったのでしょうか
これはソニーが答えるのがベストな質問だと思いますが・・・、携帯ゲーム機で何がしたいかという点において明確な方向性の差はあったと思います。ソニーは携帯ゲーム機でも家庭用ゲーム機と同じような体験を実現しようとしました。私たちがDSで目指したのはゲーマーに受け入れられる事であり、タッチスクリーンや音声認識といった直感的なインターフェイスで今までとは異なる、ゲームをしてこなかった人に受け入れられる事でした
―――マリオなどのキャラクターはライバルにライセンスされることはないのですか
大切なフランチャイズの評判を保つベストな方法は、最高にポテンシャルを発揮できるハードに出演することです。任天堂はハード開発とソフト開発がお互いに協力して仕事を行っており、私たちのフランチャイズを、可能性を最大限に発揮できない他のプラットフォームに出演するのは無いでしょう。それに彼らは幸せそうに見えますし。
―――マイクロソフトやソニーは任天堂の脅威だと思いますか
どちらもそうではないでしょう。3人の30歳くらいの人を思い浮かべてみてください。日曜日の朝に最初の2人はでっかいSUVに乗ってタイヤショップに行ってホイールを買いに行く。そして最後の一人は家でインターネットで、どんなハイブリッドカーを買おうかと悩んでいるとします。
3人とも同じ「車を改良する」ビジネスに居ます。しかし、最初の二人とハイブリッドを買おうとする人の興味はきっと重ならないように思います。これが今「ビデオゲーム」のビジネスで起こっている事です。2つの会社は一つの方向に向かい、私たちはまた別の道を進んでいます。
《土本学》
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