『G1S』がゲーミングユーザーに向けてアピールする性能はビデオチップです。NVIDIA製の最新ビデオチップGeForce 8600M GT、ビデオメモリ256メガバイトを搭載し、DirectX9とDirectX10を完全にサポートします。今後続々と登場するWindowsVista専用DirectX10対応ゲームをストレス無くプレイできます。もちろんWindowsVistaの特徴でもあるWindowsAero、フリップ3Dなども快適に動作できます。
CPUはインテルCore2DuoプロセッサT7500で動作周波数は2.2GHzです。発表会では『モンスターハンターフロンティア』を異なるアカウントを使い、1台のG1Sで2本同時に起動し、ウインドウを切り替えて遊ぶ様子を披露しました。『モンスター ハンター フロンティア オンライン』はCore2Duoプロセッサを搭載したPCのみ2本同時に起動できるそうです。フルスクリーンとウィンドウ表示の切り替えもスムーズでした。3D性能を要求するゲームにも十分対応できそうです。
液晶ディスプレイは15.4型ワイドTFT、解像度は1440×900ドット。外部ディスプレイ出力は最大2048×1536ドットまて可能です。また、HDMI出力端子を搭載しているため、PCゲームの画面を大型テレビなどに出力できます。
メインメモリは1ギガバイトを搭載。メモリスロットは2本で、最大搭載メモリ容量は4ギガバイト。ただし、プリインストールされるWindowsVista Home Premiumが使用できる領域は3ギガバイトまでとなっています。
サウンド機能はインテル・ハイディフィニション・オーディオに準拠しており、ステレオスピーカーを内蔵します。ほかに無線LANやBluetooth機能、ギガビットイーサネット機能も搭載しており、外出先でのネット利用や、友人宅に持ち込んで対戦するなどの遊び方ができます。
外観デザインもゲーマーを意識したもの。液晶パネルの両側には蛍光グリーンのイルミネーション「Direct Flash」を搭載し、DirectX9とDirectX10を使用したゲームが動作している時に光ります。ディスプレイ上部には130万画素のCCDカメラを搭載し、ビデオチャットも手軽に楽しめます。また、キーボードはFPS(一人称視点射撃)ゲームで移動操作に必要な"WASD"キーのみ緑色に塗装されています。
キーボードの上部には小さな液晶パネル「Direct Messenger」が配置されました。これはプレイヤーにメッセンジャーや電子メールの着信を知らせたり、時計やタイマーを表示したり、任意の文字を表示させたりできます。フルスクリーン表示のゲームで遊んでいる場合もメッセージの着信が判る、という仕組みです。
また、ノートPCでは珍しく、デザインを統一したマウスも付属しています。このマウスはロジクール製のMX518で、海外のスタープレーヤーにも愛用される光学式ゲーミングマウスです。さらに、デザインを合わせたデイバッグスタイルのキャリアバッグも付属します。豊富な通信機能や目立ち度バツグンのイルミネーションを合わせてみると、どうやらこのノートパソコンは、LANゲームパーティに持って行き、みんなで対戦ゲームを遊ぶという目的で企画開発されたようです。
ASUSは日本ではPCパーツメーカーとして知られています。しかし、実はノートPCの分野に置いて、自社ブランドとOEM供給を含めると、世界第4位(ASUS調べ)のメーカーです。G1Sは、そのASUSが自信を持って送り出すゲーミングノートPCです。
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