コーエーは、「ネットエンターテインメントフェスタ 2007」イベントを開催、来場者に『ネットエンターテインメントフェスタ 2007」特別ROM』を配布すると発表しました。また、スクウェア・エニックスは、MMORPG「FINAL FANTASY XI(FF XI)」のグッズを先行販売すると発表しました。
コーエーのROMと「FF XI」の「三国国旗キーホルダー」には、いずれもゲーム内アイテムが付属するのが特徴。アイテム課金などで、ゲーム内アイテムに集客力があることが実証されただけに、今後はオフラインイベントとゲーム内アイテムを結びつける試みが、より盛んとなるのではないでしょうか。ゲーム内アイテムが力を持つということは、そのオンラインゲームのブランド力の証明ともいえるでしょう。
ただ、アイテムとオフラインイベントが融合することは、「イベントには行けないがアイテムが欲しい」というニーズを生み出すことと表裏一体。ネットオークションの発達した現在では、アイテムコードなどを現金で取引するなど、ゲーム外のやりとりで処理されることとなります。遊び(ゲーム)の上のことでもあり、「欲しい」という心は暴走しがち。特に若年層をターゲットとしたゲームでは慎重な配慮が期待されるところです。
auは「TGS2007」において、「METAL GEAR SOLID MOBILE」や「アーマード・コア モバイル4」などを展示すると発表しました。今回のラインナップは家庭用ゲームの有名ゲームが多数含まれており、携帯電話ゲームの認知度アップが期待されます。携帯電話ゲームの大きなニーズは「数分程度の空き時間を潰す」こと。巨大化する家庭用機市場で生まれたゲームを、携帯電話向けにアレンジするセンスが今まで以上に問われることとなるでしょう。
トレジャーとエンターテインメント・ソフトウェア・パブリッシング(ESP)は、「TGS2007」でニンテンドーDS用ゲーム「バンガイオー魂」をプレイアブル出展すると発表しました。
前作「バンガイオー」はNINTENDO64で発売され、「敵弾を多く引きつければ引きつけるほど、カウンターとして多くの弾を発射できる」という奇想天外なルールで好評を博しました。トレジャーは、「BLEACH DS」シリーズで、Wi-Fi対戦を作り込んだ実績があり、今回の「バンガイオー魂」でもネットワークを使った仕掛けが期待されるところ。現時点で「バンガイオー魂」がネットワークに対応するか否かは不明ですが、様々なアイデアでプレイヤーを楽しませてきたトレジャーだけに、今後の発表には要注目といえるでしょう。