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まず初めに登壇したコナミデジタルエンタテインメントの田中富美明氏は「KONAMIは日米欧に拠点を持ちますが、4月からここ東京ミッドタウンのオープンに伴い国内は統一しました。ここから更に質の高く人々を楽しませるコンテンツを世界に向けて発信していきたいと考えています」とコメント。
続けて「今年は次世代機が出揃い、これからはKONAMIのようなコンテンツメーカーが牽引していくべき時期に入っていきます。そして今回用意したタイトルはいずれもプラットフォームの特徴をフルに生かしたものです。単に1つのソフトを多くの機種で天水していくのではなく、特徴を生かした多面展開をしていきたい」としました。
そして田中氏は今後のKONAMIについて3つのキーワードを挙げます。1つはオンラインネットワークを媒介にした「コミュニケーション」や人々の集う「コミュニティ」という要素。次にいつまでも健康でありたいという基本的な欲求をかなえていく「健康」というキーワード。そして最後に男女や国の違いといったものを超えるべく「多様性」を持ったコンテンツ、それぞれの文化に根ざしたコンテンツを提供していくとしました。
続いて各コンテンツの担当者からそれぞれについてプレゼンが行われました。
まず最初はゲームコンテンツプロダクション・エグゼクティブプロデューサーである沖田勝典氏です。今日一番最初に発表されたのはニンテンドーDS向けの『TIME HOLLOW 奪われた過去を求めて』です。
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本作は「過去を変える力」を秘めた謎のホロウペンをめぐるアドベンチャーゲームです。"あの時ああしていれば良かった"ということは良くありますが、それを題材にした作品になります。ホロウペンは過去に穴をあけ、行ってしまった事を変える能力を持つ謎のペン。これを使ってプレイヤーは過去にアクションをし、現在の問題を解決していきます。どの過去を修正するのか、現在の現場を調べ、手がかりを探していく、斬新なアドベンチャーゲームです。
シナリオにも力を入れたもので、小説家の秦建日子さんを迎えたということです。独特のゲームシステムに緻密に書き上げられたシナリオが絡み、プレイヤーを世界に引き込みます。
続いて紹介されたのは『SILENT HILL ZERO』で、こちらはPSPで12月6日の発売が決定しています。なぜSILENT HILLは悪夢の街と化してしまったのか、それを解き明かすストーリーを堪能できます。また既に発表済みではありますが、最新機種にて『SILENT HILL V』の制作も進んでいるようです。本シリーズに関してはマルチコンテンツ展開も予定しているようで、『V』までには色々と動きがあるということです。
沖田氏から紹介された最後のタイトルは「健康」をテーマにした作品シリーズです。KONAMIはこれまでにニンテンドーDSで『どこでもヨガ』を発売済みですが、これに続く『どこでもピラティス』が紹介されました。コナミスポーツクラブが監修する第二弾ソフトで、楽しみながら画面の指示に従ってピラティスを行う事が出来ます。「楽しみながら健康に、楽しみながら美しく」というテーマで幾つかのタイトルを展開していくようです。
今後の「健康」タイトルの方向性としては以下の3つが挙げられました。
・遊びの楽しさ(Entertainement)
・運動の楽しさ(Exercise)
・自信を知る楽しさ(Self Management)
今後はコナミスポーツクラブのネットワーク「e-XAX」やゲームセンターのネットワーク「eAmusement」といったネットワークとの連携も模索していくということでした。
続きます。