人生にゲームをプラスするメディア

オンラインゲーム一週間『ユニークな施策でプレイヤーの心を掴めるか』

オシム倒れる、の報が日本を駆けめぐる11月第3週は、年末に向けて様々な動きが起こりました。

PCゲーム オンラインゲーム
オシム倒れる、の報が日本を駆けめぐる11月第3週は、年末に向けて様々な動きが起こりました。

YNK JAPANは、MMORPG『R.O.H.A.N』と『Seal Online』において、それぞれユニークなイベントを開始しています。

『R.O.H.A.N』ではプレイヤーが作成したイベントの中から優秀なものをゲーム内に実装。『Seal Online』では広報チームが「案内人」として、プレイヤーを案内してくれます。

特にユニークなのは『Seal Online』。プレイヤー集団を引率するという試みはいくつかのゲームで見られましたが、こちらは広報チームがプレイヤー個人個人の申込に対応してくれるという形式。待ち合わせ可能な時間帯は、「あまり遅すぎると、リアルに帰宅できない」ため、夜19時〜22時ですが、時間外も相談に応じてくれるとのことで、手作り感あふれる引率イベントがどのような反響を呼ぶかが注目されます。こうした試みは、とにかく継続することが肝要。短期間で劇的な効果は生まれにくいのですが、その分定着した時の評判は大きいはずで、地道な努力をいかにして続けるか、今後の取り組みが注目されます。

ゲームポットは『Wizardry(ウィザードリィ)』の版権を取得、『Wizardry Online』のサービスを開始すると発表しました。『Wizardry』は『「Ultima(ウルティマ)』と並んでコンピューターRPG界の父とも言える存在。かつて「W」「U」の二大巨頭と呼ばれたタイトルですが、「U」に遅れること10年、ついに「W」もオンライン化ということで感慨深い人も多いのではないでしょうか。「W」といえばファミコン版の丁寧な移植と、「外伝」「BUSIN」「ウィザードリィ エクス」などの日本から発信されたシリーズが印象的。そうした意味においても「W」にとって日本というのは第二の故郷ともいえる地であり、オンライン化は大々的な復活を遂げる大きなチャンスといえるでしょう。

正伝である海外産「W」がリアルタイム戦闘などを導入したのに対し、「外伝」「エクス」など日本産「W」はターン制がメイン。この辺りの日米「W」観の違いをいかに処理するか、プレイヤーの旧シリーズへの思い入れをいかにリスペクトするか、ゲームポットの手腕が注目されるところです。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

PCゲーム アクセスランキング

  1. 『VALORANT』ってどんなゲームなの?e-Sports大会急増中のタクティカルFPSの押さえておきたいポイントを解説【初心者Tips】

    『VALORANT』ってどんなゲームなの?e-Sports大会急増中のタクティカルFPSの押さえておきたいポイントを解説【初心者Tips】

  2. 話題の“刀”美男子化SLG『刀剣乱舞 -ONLINE-』登場キャラ20名を一挙紹介

    話題の“刀”美男子化SLG『刀剣乱舞 -ONLINE-』登場キャラ20名を一挙紹介

  3. クガネ登山よりは簡単?『FF14』新たな登山スポットの攻略法&頂きの景色

    クガネ登山よりは簡単?『FF14』新たな登山スポットの攻略法&頂きの景色

  4. eスポーツ界隈には危険なワードがいっぱい?人気ストリーマー・SHAKAたちが“言葉遣い”を議論

  5. 【G-STAR 2016】ロリ巨乳も作れる注目MMORPG『PERIA CHRONICLES』のアニメ調グラフィックが凄い

  6. PC『シムシティ 2000』が無料で配布中!クラシックな街作りシミュを今すぐゲット

  7. Steam版『モンハン:ワールド』新米ハンターを手助けする「防衛隊武器&防具」配信―『アイスボーン』に向けてストーリーを一気に進めるチャンス!

  8. 新作ロボットゲーム『フィギュアヘッズ』に『ゼノギアス』の「フェイ」「ヴェルトール」などが登場!期間限定でBGMも

  9. 『VALORANT』初心者が最初に突き当たるパーティ募集の壁!“フレンド100人”への最短ルートを解説

  10. 「ナイスセーヌ!」がトレンド入り!「RTA in Japan」でパリを走るレースゲームに大爆笑

アクセスランキングをもっと見る