発表によれば、セタは本来であれば翌期に計上すべき売上高を前倒しで計上する不適切な会計処理を行い、有価証券報告書を訂正しています。この訂正について、同期の経常利益の過半近くが取り消され、さらに売上高や純損益等に関しても多額の訂正がなされ、投資者の投資判断を大きく誤らせるものであったと判断したということです。
また、この会計処理について代表取締役社長も積極的に関与するもので、「投資者の証券市場に対する信頼を著しく毀損するものであり、その影響は重大であると認められる」としています。
セタは1985年に現在アルゼの社長を務める富士本淳氏が設立したゲームメーカー。『森田将棋』『スーパーリアル麻雀』などが代表作でした。90年代まで多数のゲームをリリースしていましたが、経営が悪化、1999年にアルゼの子会社となりました。現在はアミューズメント施設のホール関連機器のメーカーとして業務を行っています。