アメリカのMLB(メジャーリーグ)は「野球選手の名前と成績には肖像権が発生し、ゲームで利用にするには権利料が必要となる」と主張しましたが、最高裁判所はこの訴えを棄却したとロサンゼルスタイムズ紙が伝えています。名前と成績のみのデータであれば権利料なしで自由に利用できるとの判断が下されたのです。
これはファンタジースポーツに関して行われた裁判。ファンタジースポーツとは、実在のスポーツ選手を組み合わせた夢のチームを作成、これを競い合わせるというゲームで、同様のサービスは日本でもおこなわれており、野球やサッカーのファンタジースポーツを遊ぶことができます。特徴的なのは選手たちをリアルタイムのプレイ成績によって評価しデータ化すること。シーズン中の好不調が即座に反映されるため、実勢に沿ったプレイを楽しむことができます。
ファンタジースポーツはアメリカでは5億ドル(約500億円)の規模のビッグビジネス。これまでMLBはファンタジースポーツの業者とライセンス契約を結んできましたが、突如契約更改を打ち切りました。この行為に対してファンタジースポーツの業者が裁判を起こしたところ、野球選手の名前と成績のみを使うのであれば権利料は不要であるとの判決が下されました。MLBはこれを不服として最高裁判所へ上告していたというのがこれまでの流れになります。
ファンタジースポーツは見た目を気にしなければ選手の画像を必要としません。そのため普通の野球ゲームとは事情が違うのですが、名前と統計データのみであれば自由に利用できるとする今回の判断は、アメリカのファンタジースポーツ業界にとって朗報といえそうです。
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