『みんなのシアターWii』は12月に500Wiiポイントでリリース。ユーザーは100〜400Wiiポイント程度で配信される映像コンテンツを購入することで、Wiiで映像を楽しむ事が出来ます。コンテンツは映画・アニメ・バラエティ・ドラマ・音楽など多岐に渡るものが用意される予定です。富士ソフトの培った技術を使う事で、高画質映像の配信を可能にしています。
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CEATECの富士ソフトブースでは、実際にWiiを使い、デモが実施されていました。会場では某人気アニメの映像が上映されていましたが、配信されるコンテンツについてはまだ決定しておらず、コンテンツホルダーやアグリゲーターとの交渉を進めていくということでした。映像自体は非常に滑らかで、テレビでの鑑賞に耐えるものという印象でした。
『みんなのシアターWii』では映像コンテンツを楽しめる工夫がされていて、ジャンル別にコンテンツを探したり、人気ランキングを参照したり、加えて欲しいコンテンツのリクエストなどが容易にできるようになっているようです。
富士ソフトではこれまでにデジタルテレビやiPTV開発で培ってきた技術を活かし、「ULEXIT」(ウレキサイト)と呼ばれる動画プレイヤーを開発していて、『みんなのシアターWii』以外にも様々な組み込み機器で、同社の映像配信システムと合わせて、動画サービスの提供を提案していきたいとしています。「ULEXIT」ではMPEG2、WMV、MPEG4/H.262など様々な動画形式に対応し、DRMによる著作権保護機構もあります。組み込み機器でも使えるコンパクトサイズで、ストレージの小さな機器にも配慮してストリーミングにも対応しているということです。
まだどのようなコンテンツが配信されるかは不明ですが、『みんなのシアターWii』はちょっと面白い取り組みとして注目したいですね。
(Reported by かおりん@インサイド)