同社の公式ブログによると、『Halo3』をハードディスクにインストールするとロード時間が増加するといいます。『Halo3』は、データをハードディスク内の「ユーティリティ区画」と呼ばれる特別な領域へコピーすることで読み込みの高速化を図っています。『Halo3』をハードディスクへインストールした場合にもこの機能が働いてしまい、結果として読み込み時間が通常よりも増加するとのことです。
Bungie Studioは「同じハードディスクからデータの読み出しとコピーを行うこと」と「DVD起動でユーティリティ区画へコピーしたデータを読み出す時間と、ハードディスクインストールのデータを読み出す時間は、結局ハードディスクからの読み出しであるため同じ」であることを挙げています。
DVD起動もハードディスクインストールも、結局データはハードディスクから読み出すことになります(『Halo3』が「ユーティリティ区画」へデータをコピーするため)。
ハードディスクインストールでも、本来は不要な「ユーティリティ区画」へのコピーを行ってしまい、その際に一つのハードディスクが読み込みと書き込みを同時に行うため、この手間の分だけロード時間が増加するというのがBungie Studioの説明です。
つまり、ハードディスクにインストールされた際にも本来は不要な「ユーティリティ区画」へのコピーを行ってしまうのが問題の大元というわけです。
Bungie Studioは『Halo3』が「New Xbox Experience」の前に制作・発売されたことを理由として挙げ、「今のところは次回作に集中するが、この状況をモニターし続ける」とコメントしています。
今回の件は不具合というわけではなく、予めハードディスクを利用したロード時間対策を講じていたBungie Studioの先見の明が評価されるべきではないでしょうか。