このインタビューは、2008年12月5日に任天堂ゲームセミナー受講生を対象に行われたもので、情報開発部の江口 勝也氏と、同じく情報開発部の野上恒氏と岩田社長の3人で行われました。
『どうぶつの森』は最初64DD向けソフトで作られていたのはご存知でしょうか?当時、大容量のセーブデータを使っていままでにないゲームがつくれないか、そんな話から企画がスタート。「広大なフィールドでRPGのような世界があり、そこに複数の人が入ってきて、人が遊んだ結果が他のプレイヤーに影響が出るような、そんなものをつくれないだろうか」と言うのが一番最初の案でした。
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64DDの大容量セーブデータと時計機能を使うことが前提だった予定が、NINTENDO64に変更になってしまい、カセットの小さな容量でどう収めるかとという課題が出てきました。当初は春夏秋冬を表す4つの島で、それぞれの島に細かいダンジョンで冒険する内容だったものを、4つの島を1つに小さくして冒険の部分を削り、時計機能の無いNINTENDO64にはソフトに時計機能を内臓して現在のような形になったと語られています。
当初は『どうぶつの森』のタイトル案が『その日暮らし』もあったというものや、どうぶつ達は最初4足歩行だったなどという話もあり、『どうぶつの森』をプレイしている人にはとても興味深い内容となっています。是非読んでみてください。
http://www.nintendo.co.jp/n10/seminar/doubutsu/index.html
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64DDはNINTENDO64の下部に取り付けて使うディスクドライブ。本体に統計機能内蔵。ディスクの容量は約64メガバイト。対応ソフトは『ペイントスタジオ』『タレントスタジオ』『ポリゴンスタジオ』『シムシティ64』『巨人のドシン1』など。『メイドインワリオ』のプチゲームは64DDソフト『ポリゴンスタジオ』のミニゲームが元になっています。