レースゲームは車の好感度をアップさせるとする調査結果がカナダのカールトン大学から発表されました。
「Xbox360でレースゲームを遊ぶグループ」と「車の広告を見るグループ」に被験者を分けて調査をスタート。すると、「Xbox360でレースゲームを遊ぶグループ」の方がブランドへの好感度が高まったといいます。
好感度アップはゲームの腕前に関係なく、「絶えず車をぶつけて壊す初心者」とハードコアゲーマーのどちらもブランドへの好感度が上がったとのこと。「インタラクティビティは顧客をブランドに結びつける強力な方法である」ことが分かったとしています。
レースゲームでは現実のブランドを登場させることが積極的に行われています。
『グランツーリスモ 5 プロローグ』は日産自動車のNISSAN GT-Rとのコラボレーションを展開。第40回東京モーターショーで実車が除幕されるのにあわせてゲーム内でも覆面が取り除かれ、家にいながらにして“搭乗”できるという趣向で話題を集めました。
今回の調査結果からは「レースゲームのようにゲーム内容と深く関わったブランド露出であれば好感度がアップする」という仮説を立てることも可能で、送り手と受け手がWin-Winになれるゲーム内広告が期待されるところです。
《水口真》
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