これまでamazonは中古ゲームを販売する仲立ちを務めていましたが、このサービスではamazon自身が中古ゲームを買い取り、amazonギフト券の形で支払います。対象となっているのは、現時点では約1500タイトルで、正常動作することが条件となります。
中古ゲームも扱っているショップとしてはGamestopが有名ですが、amazonの中古ゲーム買取がスタートしてから株価は一時13%も下落。GamestopのCEOであるDan DeMatteo氏が「amazonがこの事業で成功する確率はゼロだ」と発言するなどの騒ぎとなりました。Gamestopは同様の郵送による中古買取をスタートするも期待通りの成果が上がらなかったという経緯があり、DeMatteo氏はamazonの新サービスを消費者に受け入れられる余地がないとコメントしています。
ゲーム雑誌「EDGE」のオンライン版である海外ゲームサイトEDGE-ONLINEでは「amazonに売るよりもeBayで売った方が高く売れる」「直接お店にいって品物をやり取りしたい」「レアものはeBayの方が強い」「amazonギフト券なら他の品物にも使えるからGamestopよりも価値がある」「緊急に品物が欲しくてGamestopの店に行けない時は利用価値があるだろう」といったコメントが付けられており、賛否両論が真っ二つに割れた状態。
中古ゲームは高い利益率を持つといわれており、大手のamazonが本格的に乗り出すとなればゲーム業界への影響も少なくないはずで、この試みが成功するのか否かが注目されるところです。