「ケンシロウになりたい・・・」そんなみんなの願いを実現したのが「HEROES」の最も大きな特徴であるヒーローシステムです。一日一回抽選が行われ、見事選ばれるとケンシロウやラオウを始めとする「北斗の拳」の9人のヒーローになることができます。もちろんヒーローだけあってその強さは折り紙つき。そこらへんのザコでは相手になりません。圧倒的な強さで荒廃した世界に君臨します。ザコを蹴散らすなり、ヒーロー同士で戦ったり徒党を組んだり、プレイは人それぞれですが、一日限りのヒーローをぜひご満喫あれ。
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自分のキャラが変身していく・・・ | ケンシロウはやっぱり強い |
荒廃した世界に必要(?)なのは「犯罪」です。今回のアップデートでは「クライムシステム」を導入。ちょっとした悪さができるようになりました。まずは"壊す"。つぼや樽、止めてある車など、色々なものが壊せるようになりました。そして"盗む"。「盗んだバイクで〜」とばかりにバイクを盗んで乗り回せるようになりました。ただし、ご注意、バイクは壊れやすいのです・・・。
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盗んだバイクで〜 | 大爆発・・・! |
システムとして大きく変わるのは戦闘システムです。これまではマウスの動きで奥義を繰り出していましたが、指先一つでいつでも奥義を発動できるようになりました。これにより、誰でも簡単にプレイできるように敷居が下がっています。
新たに課金アイテムとして追加された一指奥義は、使用することで、ヒーロー達が登場して強力な奥義を披露してくれるものです。一部を除き使用回数に制限はありますが、便利なアイテムとなりそうです。
4人の開発者の方にお話を伺いました
・オンライン事業部 サービス運営本部 ゲームサービス部 一迫 健介
・オンライン事業部 サービス運営本部 ゲームサービス部 荻原 智
・オンライン事業部 サービス運営本部 ゲームサービス部 デザイナー 西村大介
・オンライン事業部 サービス運営本部 ゲームサービス部 プランナー 田口 敏之
―――最初に「ヒーローシステム」導入の経緯について聞かせてください
田口: 通常、もしコンシューマーゲームで「北斗の拳」を作るとなると、プレイヤーはケンシロウやラオウになれるのが普通です。ただ、オンラインゲームとなるとそれは難しくなります。それは『北斗の拳ONLINE』の企画当初から議論になったことで、我々としてはストーリーの重要な部分で「北斗の拳」の重要人物たちと絡むというゲームにするつもりでした。ただ、実際にサービスを始めると、意外に年齢層が高くて、オンラインゲームの初心者も多く、やっぱりケンシロウのようなヒーローになりたいという要望が多く出ました。そこで、プレイヤーの方にヒーローになってもらうというアイデアが出てきました。
一迫: 『北斗の拳ONLINE』のお客様は原作のキャラクターに並々ならぬ思い入れがあり、沢山の要望をいただいていました。今回、大きくリニューアルするということで、こういう形で原作のヒーローになれる機能が実装されました。ぜひケンシロウやラオウになって楽しんで欲しいと思います。
―――とはいえ、1日にヒーローになれるのは9人です
一迫: もちろんヒーローになったお客様が楽しめるだけでなく、ヒーローと一緒に多くの人が遊んでもらうことを念頭に置いてます。ただ当然、今すぐにもヒーローになりたい、という方も多くいらっしゃるかと思いますので、そういった方にはクエストや「一指奥義」といったところで原作キャラクターと接する機会があります
―――遊ばせて貰いましたがヒーローはやっぱり強いですね!
田口: 元々彼らは原作の中でもバランスブレイカーなので、ゲームバランスなどは余り考慮してません。ヒーローは強くて当然なんです(笑)
荻原: ファンの皆様が思い描いているヒーロー達の強さは再現できていると思います。ヒーローに選ばれたお客様が、どうロールプレイするのかが楽しみです。ヒーローとみんなで一緒にするクエストや、ヒーロー同士の戦いを上手く見せる方法などヒーローシステムをもっと楽しめる仕掛けを考えているところです。今すぐは難しいかもしれませんが、期待していて欲しいです。
一迫: 「ヒーローシステム」に関しては遊ぶきっかけを用意しながら、自由に遊んでもらおうと思っています。それぞれがどんな遊び方をするのか楽しみです。
―――また、アップデートでは「クライムシステム」が実装されました
田口: 今後NPCを殴れるようになります(笑)。車を盗んでも、NPCを殴っても、特に意味はありませんが、世紀末の荒廃感は強くなったんじゃないでしょうか。
荻原: ヒーローキャラのロールプレイの逆で、小悪党らしいロールプレイを楽しんでほしいですね(笑)。
―――戦闘システムはシンプルになりました
一迫: 『北斗の拳ONLINE』の戦闘システムは、当初はマウスのガチャガチャでもある程度楽しめるというのをコンセプトにしていたのですが、実装する段階になるとそれが必ずしも余り上手くいってませんでした。お客様からも戦闘が分かり辛くて難しいという声もあったので、簡単にできる戦闘ということでボタン一つの戦闘システムに変えました。
西村: 元々は丸を描けば百裂拳が出る、というようなものをイメージしていたのですが、それを実装に落とし込むときに、そこまでシンプルには出来ませんでした。今回はワンキーを押すと攻撃が発動できるようになりましたが、マウスで軌跡を描くという当初のアイデアも活かして、マウスで追加入力もできるという風になっています。
―――最後に、今年の意気込みを聞かせてください
一迫: 長らくお待たせしました。リニューアルして心機一転、遊びやすく分かりやすくなりましたので、ぜひヒーローになって楽しんでいただければと思います。
荻原: まだまだこれからのつもりで頑張っていきます!
西村: ヒーローに会えるゲームから、ヒーローになれるゲームになりました。今後も原作の要素をもっともっと入れていきますので、原作ファンのみなさんも楽しみにしていてください。
田口: 私はクエストも担当しているのですが、先日解放したクエストが1時間半でクリアされてしまいました。ユーザーの皆さんの熱さに脱帽です。今後も、もっと難しかったり、もっと泣かせたりするシナリオを用意しますので、せびご期待ください。
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ありがとうございました |