……といってもこれは海外版の話。では、なぜネーミングをユーザーから募集することになったのでしょうか。それにはゲームの特殊性が絡んでいます。
『喧嘩番長3〜全国制覇〜』は日本一の番長を目指す主人公が、修学旅行先の郷都(きょうと)で全国の番長を打ち倒していくアクションゲーム。「番長」というのは日本独自の概念のようで、適当な英語が存在しない模様。アトラスの付けた英語タイトルは「Awesome Master of Badass Beating-Up-People Guys」と恐ろしく長ったらしいものとなっており、「なぜあなたの助けが必要か分かると思う」とコメントしています。
アトラスはゲームの画面写真とゲームの特徴を解説した後、いくつかの候補を挙げています。
■アトラスによる『喧嘩番長3〜全国制覇〜』英語タイトル候補
・Kenka Bancho
・Badass
・Badass Rumble
・Kenka Bancho: Badass Rumble
・Turf Wars
・Kenka Bancho: Turf War
・Bancho Royale
・Fist of the Bancho
・Rise of the Bancho
そのままの「ケンカバンチョウ」から「ワル」「縄張り争い」「バンチョウの拳」「のし上がりバンチョウ」と様々ですが、「番長」の概念が存在しない海外でゲームの魅力を一言で伝えるタイトルとは一体なんでしょうか。
海外サイトSiliconeraでは「Kenka Bancho: Badass Rumble」「Kenka Bancho: Turf War」といった「ケンカバンチョウ」絡みのタイトルが人気の模様。「ローカライズされるとは全く思ってなかった」「「幽遊白書」の幽助や桑原みたいだ」「「ケンカバンチョウ」と「バンチョウの拳」のどっちにしようか迷った」などのコメントが寄せられています。
番長が修学旅行先で木刀を買い、「メンチビーム」で周囲を睥睨するという純日本的なゲームで、日本文化への理解が深まることを祈りましょう。