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米国で音楽ゲームの売上額が最大67%ダウン−急落に至る事情とは?

先日、米国の調査会社NPDグループによる6月の売上が公開されて話題となりましたが、データは音楽ゲームに関する意外な事実を明らかにしていました。

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米国で音楽ゲームの売上額が最大67%ダウン−急落に至る事情とは?
  • 米国で音楽ゲームの売上額が最大67%ダウン−急落に至る事情とは?
先日、米国の調査会社NPDグループによる6月の売上が公開されて話題となりましたが、データは音楽ゲームに関する意外な事実を明らかにしていました。

Gamasutraによれば、『RockBand』『ギターヒーロー』といった音楽ゲームの売上は前年比-67%と-34%低下しているとのことです。

Gamasutraによる比較グラフ。左が2008年、右が2009年の売上。


Gamasutraは「両作品がシリーズを重ねても収益は拡大していない」と指摘。両ゲームの収益はギターやドラムなど専用の楽器ハードを購入することで発生したものの、現在は値引きされているため売上額自体は下がったとしています。

Gamasutraは今年1月〜6月の期間中、『RockBand』が100万本以上、『ギターヒーロー』が300万本以上を売ったと推定するも、「今年後半の売上が音楽ゲームの未来を決定する。消費者がソフトウェアを越える価格の楽器ハードを買わないでおこうと決めているなら、ゲーム会社の収益は落ちるだろう」とコメントしています。

ギターやドラムのコントローラーは、ゲームと楽器業界とのコラボなど新たな可能性を生み出しましたが、Gamasutraが指摘するような高価路線を推進したのも事実。これらの楽器コントローラーで上昇した価格とソフト本体のみの価格、どちらが正常なものなのか。Gamasutraのいうような買い控えが起こるのか否か、今年後半の売上が注目されます。
《水口真》
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