本作は、2050年の近未来、LBXと呼ばれる小型ロボットを強化ダンボールの中で戦わせる事が流行している世界という設定で、バトルを楽しむRPGです。昨年発表されたタイトルですが、残念ながら2010年に延期となっています。
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手のひらサイズのロボットで戦う | テレビアニメにも | コロコロコミックの全面バックアップ |
日野社長は本タイトルでも、売れるための仕掛けを明らかにしました。まず1点目はテレビアニメ化です(2010年より)。続いて、月刊コロコロコミックの全面バックアップです。こちらは詳細は明らかにされませんでしたが、『イナズマイレブン』の成功の後を継ぐ事になりそうです。最後は冒頭のモデルで、こちらがバンダイから発売される事が決定しました。
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ここでバンダイのメディア部 メディア戦略チーム マネージャー/チーフプロデューサーの吉澤圭亮氏が登壇しました。「レベルファイブさんとは一度仕事をしてみたいと以前から考えていました。今回は、モチーフがプラモデルということでお声掛けをいただきました。そこでバンダイとして何をすべきか考え、本物のLBXを作ろうということを決めました。スケール、フォルム、クオリティを完全再現し、ゲームの主人公と同じ体験をできるように製品を展開していく予定です。また、バンダイは『ダンボール戦機』において、プラモデル以外も全包囲網で様々な展開をしていくつもりです」
様々な援軍を得て展開していく『ダンボール戦機』に注目です。
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ROID | 会員は2万人を突破 | 順調に拡大中 |
家庭用ゲーム機から離れ、続いてはNTTドコモの端末向けに展開しているゲームプラットフォーム「ROID」です。日野社長は、これまでに2万人の会員を獲得、パートナーは20社、31タイトルのゲームがこれまでに提供されていることを明らかにしました。
そして今回取り上げられたのは6月1日からサービスを開始してまだ日が浅いものの、アクティブユーザー数が最も多いという『キャバ嬢っぴ』というゲームです。こちらは自分が選んだキャバ嬢を夜のナンバーワンにするという、レベルファイブの他のゲームとはちょっと異なるテイストを持つゲームです。ただ、内容自体はカジュアルに遊べるゲームということでROIDで人気を集めています。
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夢のコラボレーション | 島耕作 | 喪黒 福造 |
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矢島 金太郎 | ハマちゃんとスーさん | キャバ嬢っぴ |
この『キャバ嬢っぴ』でのサプライズ発表は、大物漫画家とのコラボレーションです。ここからはスライドがめくられるたびに会場から笑いが起こっていきます。なんと、「笑ゥせぇるすまん」から喪黒 福造、「社長 島耕作」から島耕作、「サラリーマン金太郎」から矢島金太郎、「釣りバカ日誌」から浜田伝助(ハマちゃん)と鈴木一之助(スーさん)という豪華キャラクターがプレイヤーのお店にやってくるというものです。この手ごわいお客さんと渡り合うことができるのか、配信日は未定ですが、楽しみな企画と言えそうです。
ROIDでは、このほかにも『イナズマイレブン フューチャー』『二ノ国 ホットロイドストーリーズ』『ダンボール戦機』といったタイトルが準備中で、中でも気になる『二ノ国 ホットロイドストーリーズ』に関しては、東京ゲームショウのNTTドコモブースにて先行体験できるとのことです。
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ゲーコン2010 | 何と賞金総額2000万円 | オリジナルアイデアの発掘 |
加えてROIDは広い展開が予定されています。その一つがゲームコンテストです。「ゲーコン2000」は、何と賞金総額2000万円というROIDのオリジナルゲームのコンテストで、プロ/アマ問わず、新しいゲームを募集するというものです。優秀な作品はROIDで配信し、賞金以外にロイヤリティも支払っていくということで、ゲーム開発者への登竜門的な位置付けになります。
日野社長は十数年前にエニックスが開催していたゲームコンテストに応募するために、頑張ってプログラムを書いていた日々を回想し、「あの体験が今のゲームクリエイター人生に繋がっているかもしれません。そうした機会を今の人たちにも提供したいと思っています」と話しました。
発表会も佳境に差し掛かり、続いて紹介されたのはスタジオジブリとのコラボレーションで制作されている『二ノ国』です。まず日野社長は発売が2010年春に延期になってしまったことを謝罪。「レベルファイブ10周年記念作品が11周年記念作品に・・・」と冗談めかしましたが、「あまりにも壮大なスケールの作品のため」というのが本音のようです。ただし、作品自体は素晴らしい物に仕上がりつつあるとのこと。
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二ノ国 | 豪華声優陣 | 美しいイラスト |
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初の4Gbロムを採用 | エンディングテーマが決定 | 発売をお楽しみに |
本作は以下のような豪華キャストの声優陣が決定しています。
主人公/オリバー役 田部未華子
ヒロイン/マル役 長澤まさみ
シズク役/古田新太
ジャイロ/大泉洋
ニャンダール役/八嶋智人
カウラ役/渡辺えり
ブヒーデン役/溝端淳平
アリー役/黒田知永子
またエンディングテーマも、作曲が久石譲氏というのは想定の範囲内ですが、歌うのは、久石譲氏の娘である麻衣さん、作詞はジブリの鈴木プロデューサーの娘である鈴木麻実子という娘コンビによる楽曲となっています。ゲームの中で主人公オリバーが集めていく「心のかけら」と同名のタイトルで、発表会の最後に流されましたが、非常に印象的で、ゲームを象徴する曲になりそうでした。
アニメーションも音楽も超一級の素材を集めた作品ということもあって、本作はDS史上初の4Gbのロムを採用。音楽もCDクオリティで聴かせるということです。
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RPGは進化するべき | ファンタジーライフ | 3社コラボレーション |
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夢のプロジェクト | できることは無限大 | それぞれを植松氏が作詞 |
レベルファイブと言えばRPGが看板の一つです。ただ、アイデアは掘り尽くされつつあるようにも思えます。そこで「新しい何かを作りたい」というところから企画がスタートした新作が発表されました。その名も『ファンタジーライフ』。レベルファイブと、『MOTHER3』『新約聖剣伝説』『マジカルバケーション』など様々なRPGを手掛けてきたブラウニーブラウン、そして「ファイナルファンタジー」シリーズの音楽で知られる植松伸夫氏による夢のプロジェクトです。
世界を救うために戦闘を繰り返すような従来のRPGとは一線を画し、生活をするRPGが『ファンタジーライフ』です。ゲームでプレイヤーは、20種類ある職業の中から自分のライフ(職業)を選択、それによって様々な異なる生活を送り、ネットワークに接続すれば他人との共同生活もできます。それぞれのライフには植松氏による楽曲が用意されていて、エンディングで聴く事が出来ます。まずは『レイトン教授とロンドンライフ』その片鱗を感じて欲しいとのこと。発売は2010年です。
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『うしろ』と『イナズマイレブン ブレイク』は今回は見送り。ただ、開発は行われているようなので、次回に期待です。
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TGS史上最大 | 豪華プレゼントも | どちらかがアナタの手に |
一番最後は東京ゲームショウ2009についてです。今回のレベルファイブブースは、何と250台のDSを用意。TGS史上最大の同時プレイ人数を実現するブースとなります。豪華なプレゼントとして、『二ノ国』『イナズマイレブン2』『レイトン教授と魔神の笛』が体験できる「レベルファイブ プレミアム プラチナ」と称する体験版と、レベルファイブの贈る様々なタイトルの映像を収録した「レベルファイブ プレミアム ダイヤモンド」という映像ディスクを用意し、ブースでゲームを体験した方には、そのどちらかを福袋に詰めてプレゼントするということです。
最後に日野社長は、「これからもレベルファイブはゲーム業界を盛り上げ、多くの人々に驚きを提供できる会社でありたいと考えています。ここにお越しいただいたみなさまと成長し躍進を遂げていきたいと思っています。今後もレベルファイブの発信するゲームにご期待ください」と話し、発表の連続であった今年の「LEVEL5 VISION」を締めくくりました。
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