![]() | ![]() |
立体視のデモンストレーション | 説明 |
ゲームの未来として一つ考えられるのは立体視です。ゲームショウ会場ではSCEが研究している立体視技術も展示されていましたが、CoFestaメインブースには日本ビクターが開発しているものが展示されていました。これは専用のメガネを装着する形式で、左右別の映像を流すことで立体視を実現しています。会場では、ライブ映像とアクションゲームの2種類のデモがありましたが、メガネを装着すると、キャラクターが浮き上がるような感覚で、非常に可能性を感じさせました。
![]() | ![]() |
ペンに感触を伝える | 指先に感触を伝える |
また、触る感覚というのもゲームの未来として考えられます。展示されていたのは慶応義塾大学 舘研究室と東京大学 川上研究室が共同研究しているもので、手に持つアクセサリを利用して、その動きとディスプレイ(空間)に合わせて動作させることで指先に感覚を伝えます。
実際に触ることができたのはペンを使ったものと、指先に装着するリング状のアクセサリを使ったものの2種類。ペンは、持ってディスプレイに表示されているオブジェクトを突くと、それに合わせて指を圧迫するように動き、感覚を伝えます。リング状のアクセサリは、画面上の箱を掴むように動かすと、こちらも縮むように指を圧迫して、掴んだ感覚を与えてくれます。
どちらも研究中のもので、感覚も大ざっぱなものですが、これから研究が進み、もっと動きに敏感に反応し、強弱の付くものが出来れば実用的なものになっていくのではないでしょうか?
実用化に少し近づいたものとしては、頓智.のiPhone向けアプリ『セカイカメラ』も展示されていました。こちらは東京ゲームショウ初日に配信が開始されたばかりのもので、AR(拡張現実)と呼ばれる技術を利用したものです。『セカイカメラ』は空間にタグ付けしてそれを共有するというアプリで、ゲームショウの会場にも多数のタグが浮いていました。iPhoneに搭載されているカメラを使っていて、向けている方向にあるタグを、カメラで取得している画像に重ねて表示します。
そのほか、CoFestaメインブースでは、新世代株式会社が数年前から展開している体を動かすゲーム機「XaviX」や、ニンテンドーDSで広がるゲーム機の使い方を紹介したコーナーもありました。また、桜井政博氏らゲーム開発者が語る未来のゲームというパネルも展示されていました。
![]() | ![]() | ![]() |
桜井政博氏からのメッセージ | 稲船敬二氏からのメッセージ | 名越稔洋氏からのメッセージ |