キュー・ゲームスの代表取締役であるDylan Cuthbert氏はTwitterにて「PSPでもうゲームを出すつもりがないとは言わないが、『ピクセルジャンク モンスターズ デラックス』にはあまりに多くの著作権侵害があった」とコメントしたとのこと。
Cuthbert氏は『ピクセルジャンク モンスターズ デラックス』関連のチャットで「全員がリッピングしたもので遊ぶ話をしていた」光景を目撃してショックを受けたといいます。著作権侵害への対策については悲観的である模様。シリアル番号をゲームに組み込むなどの対策について「残念ながらハックされるだろう」と語り、デモ版を出すことも「著作権侵害には何の効果もないだろう」とコメントしているそうです。
PSPの著作権侵害に関し、SCEA(ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカ)のシニアマーケティングVPであるPeter Dille氏は「うんざりする」レベルであるとコメント。売り上げにも大きな影響が出ているとの見解を明らかにしました。
ニンテンドーDSやPSPなど、今世代の携帯ゲーム機において著作権侵害との戦いは深刻なテーマ。低年齢層が違法コピーに手を染めてしまうケースも報告されています。今回のケースのように、作り手のモチベーションにネガティブな影響を与えてしまう側面もあり、良質のゲームが減少することにも繋がりかねませんから、継続した対策が期待されるところです。