スペインでは「Movilquick flash cards」を製造するGrupo Movilquickに対する訴訟を起こしていましたが、判事は「デバイスは違法な用途にも、合法的な用途にも使うことができる」と述べ、DSの機能は任天堂以外のサードパーティによって拡張することも許されるという判断を示しました。
また、フランスではDivineoグループに対する訴訟をパリにて行っていましたが、判事は「開発者をロックアウトするのではなく、どちらかというとWindowsのように望めば誰でもアプリケーションを開発できるようにすべきではないか」とし、任天堂の主張を退けました。
2件の訴訟ではいずれも任天堂の主張が認められませんでしたが、内容は全く異なります。スペインでは、拡張機器を製造するのは自由という判断ですが、フランスではハードメーカーがライセンシーを制限すること自体が問題であるという判断で、全ての家庭用ゲームのビジネスの根本が否定された形になります。
続報が入り次第、お伝えします。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
ゲームビジネス アクセスランキング
-
偶然の出会いが唯一無二のコンテンツを生んだ『El Shadai~エルシャダイ~』ディレクター竹安佐和記Xルシフェル役 竹内良太・・・中村彰憲「ゲームビジネス新潮流」第22回
-
ゲームは地方に活力を与える!『Tengami』の東江氏と『PixelJunk Eden』のBaiyon氏が語るインディーのこれから・・・中村彰憲「ゲームビジネス新潮流」第31回
-
『クラッシュ・バンディクー』や『ラスアス』のノーティードッグ、公式グッズサイトをオープン
-
株式会社そらゆめが倒産―『ひぐらしうみねこカードバトル』の開発、クラウドファンディングサイトを運営
-
セガならではの感動体験を届けたい・・・セガホールディングス岡村秀樹社長インタビュー