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米国のNGOであるThe National Labor Committeeは、マイクロソフトに製品を供給する工場の労働条件が極めて悪いとするレポートを提出しています。
台湾KYE Systems Corp.の中国工場では、時給65セント(約60円)で15時間にも渡る労働が要求されているそうです。同社の主な取引先はマイクロソフトで、中国工場ではPC用のマウスやカメラ、Xbox360用のコントローラーが生産されています。
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従業員たちには1シフト当たりマウス2000個を組み立てるノルマが課せられており、30度にも達する工場で汗みずくになって働いているといいます。トイレに行ったり水を飲んだりするのも基本的に禁止で、室温が調整されるのは「外国人のクライアントが現れる時だけ」とのことです。
給料からは衣食住の代金が引かれ、手取りは時給52セント(約48円)。宿舎では14人が一部屋にまとめられ、スポンジで身体を拭いてシャワーの代わりとしている・・・とレポートは告発します。
KYE Systems Corp.側は管理しやすいという理由で18~25歳の女性を好んで雇用し、工場の警備員からは性的な嫌がらせも行われているとされています。中国では16歳以上にならないと働けませんが、中には14~15歳の少年少女も混ざっていたそうです。従業員たちは工場を「刑務所」と呼び、6ヵ月前後でほとんどが辞めていくとのことです。
マイクロソフトのエンターテイメント&デバイス部門のバイスプレジデントであるBrian Tobey氏は以前の2年間で提出されたレポートでは問題はなかったものの、再度調査を行い「全ての適切な措置を執る」としています。