Think Services社がGame Developer Magazine誌や海外ゲームサイトGamasutraなどでのアンケートや売上データなどをまとめたもので、海外の業界事情が伺える貴重な資料となっています。
■昨年度の平均給与は-4%
2009年度における米国ゲーム業界の平均年収は7万5573ドル(約707万円)。2008年度の7万9000ドル(約739万円)から4%ダウンしているものの、他の年と比較して2番目に高い額とされています。
■音楽関係以外は軒並みマイナス成長
ビジネス&マーケティング:9万6408ドル(約902万円):-95万円
オーディオ:8万2085ドル(約768万円):+5万円
プログラマー:8万320ドル(約751万円):-79万円
プロダクション:7万5082ドル(約702万円):-107万円
アート&アニメーション:7万1071ドル(約665万円):-14万円
ゲームデザイン:6万9266ドル(約648万円):-10万円
品質管理:3万7905ドル(約354万円):-34万円
不況を反映してか、オーディオ以外は全て前年比マイナスに。特にプロダクションやビジネス&マーケティング関連の下げ幅が大きくなっています。
これらの数値はあくまで平均値。
経験6年以上のプログラマーは年収1000万円を越え、「ビジネス&マーケティング」でも役員は年収1200万円、マーケティング部門の社員は年収784万円・・・とかなりの開きがあるとのこと。ゲーム業界が実力社会であるのは洋の東西を問わないようです。
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